世界はマイノリティで構成されている「女は二度決断する」「華 いのち 中川幸夫」「シェイプ・オブ・ウォーター」*2018年5月に観た映画

 

 

是枝監督

カンヌでのグランプリ

おめでとうございます💫

 

 

5月は5本観ました

 

  • 女は二度決断する(IN THE FADE)
  • 華 いのち 中川幸夫
  • しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(MOUDIE)
  • THE SHAPE OF WATER
  • ローズの秘密の頁

 

 

 

 

 

 

女は二度決断する

 

 

ドイツでのヘイトクライム

爆弾を仕掛けられ家族を失う主人公

 

 

 

「日本は平和だ」と

海外の話と引き合いに出される

 

 

 

そうかな?

この映画のような

大きな事件に発展するかもしれない

小さな芽はいくつもあるのに

 

 

 

憎しみはこんな暴力に発展する

わたしたちは

その恐怖を簡単に忘れてしまう

 

 

 

証拠不十分で釈放されるネオナチ

罪だと認められても認められなくても

彼女の悲しみや怒りは同じ

 

 

 

世界の戦争は復讐の連鎖

それを止められるものはなんだろう

 

 

 

復讐しても何もならないと

気づいたかに思えたが絶望的なラスト

世界が抱える大きな問題

 

 

 女は二度決断する 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

華 いのち 中川幸夫

 

 

 

いけばな界のテロリストと呼ばれた

中川幸夫氏

 

 

 

彼を京都国際写真展で知った

彼のいけばな、花器、写真を見て

「これが いけばな?」と驚いた

 

 

 

何の花を使っているのかすらわからない

〈いけばな〉と言うよりアート

両足院での展示を観て

思わず映画を観に行った

 

 

 

鋭い目つき厳しい顔つきの彼と

晩年のニコニコと優しげな表情

 

 

 

世に認められたのは

年老いて共に前衛的ないけばなを

目指した妻を亡くしてから

 

 

 

こういう人の存在を知ると

「華道」のように

『道』という漢字を使う世界の意味を知る

気が遠くなる深みを感じる

 

 華 いのち 中川幸夫 公式サイト

 

Twitterで見つけた素晴らしいブログ

【写真展/KYOTOGRAPHIE】中川幸夫「俎上の華」@両足院/映画「華 いのち 中川幸夫」@出町座

 

 

 

 

 

 

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

 

 

サリー・ホーキンスはすごい!

 

 

 

リウマチの女性の若い日から晩年まで

歩き方や首の角度、絵筆の持ち方

からだの使い方の表現が素晴らしい

 

 

 

自身は家族や周りに恵まれなかったのに

少女のような楽しいこと美しいことに

好奇心を失わず

大好きな絵を壁やあまり板に描いた

 

 

 

夫となる人とのこころを通わせてゆくあたり

お互いにここしかない

この人しかいない孤独さ

探り合いぶつかり合い育む日々

観ているわたしが彼らを愛しく感じた

 

 

 

今いるところで何ができる?

目の前の人の良さをどれだけキャッチできてる?

 

しあわせの絵の具 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

THE SHAPE OF WATER

 

 

 

いやぁ ロマンチック

そしてここでもサリー・ホーキンス!

全身で表現する豊かな手話!

 

 

 

ただのファンタジー・ロマンスちゃうやん

帰り道気がついた!

 

 

 

弱者やマイノリティばかりが出ていた

話せない孤児だった女性

ゲイの高齢者

黒人

ユダヤ人

異形の彼

 

 

 

ここに監督の意図を感じた

彼らを見下し力で抑えつけようとする

典型的なアメリカ人男性との対比

 

 

 

それにしてもイライザの表情

語らずとも語っている

 

 

 

友達に

一緒に彼を助けてと呼びかけるとき

本当のバカを

こころから軽蔑するとき

 

 

 

あの表情、手話、全身から立ち上る感情

 

 

 

「ドリーム」「ギフテッド」にも出ていた

オクタヴィア・スペンサーの存在感

決して仲間を見捨てない熱いキャラクターは

これらの作品に共通してる!

 

 

 

サリー・ホーキンス

これからも大注目⭐️

 

THE SHAPE OF WATER 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローズの秘密の頁 (The Secret Scripture )

 

 

 

アイルランドの物語

教会が力を持っていて

ちょっとしたことが噂になる田舎町

 

 

 

イギリスとアイルランドの関係や時代背景が

主人公への差別や偏見のもとになっている

ようだが、そのあたりが伝わらない

 

 

 

自分の気持ちに正直に振る舞う娘は

男性の嫉妬が宗教に絡んで

人生を狂わされる

 

 

 

ただ自由に生きたいだけなのに

邪魔をされるのは

自由にしたくてもできない人の嫉妬

もしくは

自由に生きられると都合が悪い人たちの存在

 

 

 

個人的な感情でなく

そこに国や宗教が絡むとき

とんでもないことになる

 

 

 

こういう負の歴史を

映画にできる国や映画人たちを

わたしはこころから応援したい

 

 

 

この作品自体は

「愛」とか「奇跡」とか美しい言葉が

先に立ってしまっていて

それは大事なことなのだが

〈ひとりの女性の愛の物語〉になってしまっている

 

 

 

ちゃうやん

もったいないわー

 

 

ローズの秘密の頁 公式サイト
 

 

 

 

今月は間違いなく

わたしの中の最も輝いた女優さんは

サリー・ホーキンス

 

 

作品は…

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

THE SHAPE OF WATER

うーん 困った💦

 

 

 

THE SHAPE OF WATERは

アカデミー賞で話題になったから

みんな観るだろう

 

 

 

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

こちらを観てほしいという意味で

わたしのベスト1