ねぇ「記憶」ってあたたかくて優しいもの違たっけ?*映画「赤い雪」とわたしの場合

 

 

ヒトの記憶って

不思議なものだと思う

 

 

目に見えないから

当然そんなものかなー

 

 

 

 

 

わたしは家族の中で

「よく覚えてるな」と言われることが多い

お正月にもそんなことがあった

 

 

立ち寄った道の駅に動物がいて

立派な角を持つ大きな山羊がいたのね

 

 

それを見て

「三びきのやぎのがらがらどん」という絵本を思い出したの


 

 

弟の保育園でこの劇をしたんだったか

歌があってね

 

 

それを思い出して弟に

「がらがらどんやな」って言うにゃけど

彼は「はぁ???」で

さっぱり記憶に残ってないみたいやった

 

 

 

 

 

親戚の不幸があって

そのお葬式に母と参列してたら

父が亡くなった時のこと

いっぱい思い出してね

 

 

母と「こうやったな、ああやったな」

って言い合っていたんやけど

 

 

母の記憶とわたしの記憶のちがいに

愕然としたのね

それはこれまでも何回もあった

 

 

完全に覚えてるわけじゃないけど

やっぱり理由→結果で

意味があって〇〇した事は覚えてるから

 

 

「こうやったから、あぁしたんやで」

と説明できるのね

 

 

母にしてみたら

わたしが勝手に〇〇した

という記憶らしく凹んだ

 

 

大事な事は母の意思を確認して

相談しながら

ひとつひとつ決めたつもり

 

 

弟が帰ってきてからは

弟と相談しながら

わたしの独断でやった事ってあったかな???

 

 

・・・だけど

これだって曖昧な記憶での話

 

 

わたしも自分に都合よく

勝手に記憶しているだけかもしれへん

 

 

 

 

 

亡くなった親戚のことにしても

正直わたしは

身近に感じたことがなくて

 

 

家族の挨拶や言葉を聞いていて

「そんな人やったんや!」と

認識が変わったしなぁ

 

 

「人は見たいようにしか物事を見ていない」

これを痛感した

 

 

 

 

 

 

先日、映画「赤い雪」を観た

これも記憶がひとつのテーマ

 

 

赤いセーターで前を走る弟

見失う兄

その後を一切思い出せない兄

行方不明の弟

 

 

黒歴史(思い出したくない自分の過去)

のひとつやふたつ

誰もが持っていると今はわかる

 

 

そこが痛いままページを閉じていると

そこをつつくような出来事が起こる

妙に感情が揺さぶられたりする

 

 

目の前のことが許せなかったり

腹が立つとき

 

 

黒歴史の自分に

「よくやった」

「精一杯やってたよね」

と思いっきり労って抱きしめてあげると

いいのだそうだ

 

 

しばらくの間続けて、癒えたら

許せないことや腹が立つことが

許せるようになるのだそうだ

 

 

 

 

 

 

「赤い雪」は思い出してしまったら

今度はちがうものが生まれて

また苦しむのだけど

 

 

人の記憶って

一体どういう風にできているんやろう?

と思わずにはいられない

 

 

無意識のうちに

まったく忘れることで自分を守る

 

 

これって

よくあることなのかもしれないと

今回のことで思った

 

 

すべて覚えておく事はできない

脳は情報を選別する

 

 

何度も何度も同じことが来ると

大事なんだとそこで認識し記憶に残す

と何かで読んだ

 

 

 

 

 

 

誰かの記憶を

コントロールする事はできない

自分の記憶だって、そうだけど

 

 

ボロボロと壁が崩れるように

記憶が抜け落ちてゆく母

 

 

どうすることもできないけれど

怒っても仕方がないだろう

 

 

でも、親戚の前で

悪者のように

言われた気がして悲しかった・・・

 

 

あんな大変な状況下でしたことを

後で責められたみたいで

 

 

いまだに父が亡くなった時

家で亡くなったので検視を受け

家宅捜査を受け

そこからのお通夜、葬儀

書類上の手続き etc・・・

 

 

それらをやり遂げた事は

何かが力を貸してくれたとしか思えない

それほど大変な事だったし濃い時間だった

 

 

もちろん弟が助けてくれたし

親戚や近所の人も助けてくれた

母のOKやGoサインなしには進まなかった

 

 

あの時のことを思い出すたびに

大いなるものの存在を確信する

 

 

 

 

 

ふっと思いついたのだけど

これからノートを1冊準備して

母とのやり取りや依頼されたこと

事実を記録してゆくってどうやろう?

 

 

母がそれで納得できればいいのだけど

 

 

目に見えない手に取れない「記憶」で

言い合っても仕方がないような気がして・・・