映画の感想

人は歴史や政治と無関係には生きてゆけない「幸福路のチー」「帰れない二人」「ガリーボーイ」「 i 新聞記者ドキュメント」*2019年11月に観た映画

観たい映画を見逃してしまった11月

でも、話題作を結構観たかも

 

  • 幸福路のチー
  • ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD
  • 宮本から君へ(こちらに書いています)
  • 真実(特別編集版)
  • 帰れない二人
  • ガリーボーイ
  • i 新聞記者ドキュメント

 

 

 

 

 

 

幸福路のチー

 

 

最近のアニメ映画のレベルの高さときたら!

これもそう

監督が女性の台湾人で、しかも京都に留学していた

という・・・

 

 

台湾の移り変わり

子どものチーが大人になる

子どものチーの生き生きしたキャラクターと声

大人になったチーの声がまた良くて

 

 

夢と現実、社会に翻弄されるチーに

誰もが自分を重ねてしまうだろう

社会的な背景がきちんと描かれている

(人は社会と切り離せないのに、歴史や政治と無関係です!みたいなのがスタンダードなのは本当に残念)

 

 

この映画は公開に先立つイベントで

観せてもらった

監督の熱いお話も聞けた

 

 

少し前に乃南アサ氏の「六月の雪」を読み

台湾は複雑な歴史を持ち親日家が多く

東日本大震災の時には

温かい大きな支援をして下さったと知った

 

 

近くて関わりが深いのに

何も知らないでいたことを知った

 

 

そう言えば、友達がこの夏

台湾を旅してきた話を聞いた

今、わたしに「台湾」が来ている

 

幸福路のチー 公式サイト

 

 

 

 

ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD

 

 

クエンティン・タランティーノ監督

ブラッド・ピット

レオナルド・ディカプリオ

話題をかっさらう面子

 

 

よく考えると

タランティーノ監督の映画って観たことがなかった

でもよく聞く名前

そしてバイオレンスものが多いんだっけ

 

 

3分の2ぐらいまで

一体何を描きたいのか

60年代70年代のノスタルジー?と観ていたら

 

 

「ラスト13分」と公式サイトにも書かれているけど

まさに「あ、これがタランティーノ監督か」

と納得の場面

 

 

公式サイト内の町山さんの記事を読むと

この映画がもっとわかる

 

 

マーゴット・ロビーという女優さんが出ている

「アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル」で

スケートのトーニャ・ハーディングを演じてブレイク

 

 

この映画観てないんだけど

かなり良かったらしく

「見逃してしまった感」がある

 

 

それにしてもブルース・リー役の人と

ブラピの絡みが笑えたなぁ

そしてブラピの肌の衰えがちょっと悲しくなった

ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 真 実 (特別編集版)

 

 

是枝監督の初の国際共同制作映画

カトリーヌ・ドヌーブ

ジュリエット・ビノシュ

イーサン・ホークと来るからすごい

 

 

カトリーヌ・ドヌーブの実話ちゃうか?

と思うほどリアル

大女優の娘の現在もうなづける

 

 

母娘の微妙さ(現在たっぷり味わっている)

が自然すぎて

この微妙さがフランスという国やドヌーブ

ビノシュにぴったりだと感じた

 

 

母娘をよく見てよくわかってて

自分の現在位置も把握しているイーサン・ホークも

見るからにアル中上がり?でイケテナイ男っぷり

 

 

祖母と母を見て

「わたしとママもああなるの?」と言う

小さな娘もさすが是枝作品、と唸った

 

 

そう、希林さんの「き」の字もないのに

希林さんを感じた

(いろんな人のコメントに共感!)

 

 

言いたい事を言い合うシビアさ

仲良しこよしでは済まない家族

だけど「信頼している」

 

 

信頼って言うと立派だが

実はこの映画の中にあるものが

本当の信頼なのかもしれない

 

 

わたしもドヌーブみたいに

豹柄のコートを着こなせるオトナになりたい(笑)

真実 公式サイト

 

 

 

 

 

 

帰れない二人

 

 

ロマンチックなタイトルの中国映画

中国の大きな変化

時の流れと事実上の距離が二人の関係を変える

 

 

思いはあっても離れて

また出会ってを繰り返す

ビンの感情は見えてこない

 

 

彼なりの男のプライドが

あのラストなんだろうか?

 

 

そのラストがとても印象的だった

防犯カメラの映像で大事なことを伝える

 

 

その呆気なさ

取り残された感じが

防犯カメラを使ったことで、すごく出ていた

 

 

一緒に「帰る場所」を作りたかった

お互いに、どこにも帰る場所はない

切なかった

帰れない二人 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

ガリーボーイ

 

ラップとかヒップホップとか

大きな音で早口で、ぐらいにしか思ってなかった

 

 

最初、主人公は思いを書いて

人に歌ってもらおうとする

その時の友達の言葉が心に残った

 

 

「お前の詩を俺が歌ってどうする。お前が歌え。」と

主人公の詩を褒めた後、彼は迷わず言い切った

自分の言葉でないと意味がない、という事

そこには魂がこもらない、とも

 

 

貧しい厳しい生活に晒される主人公

身分の壁、人権がない女性

悪い事をしないと生きてゆけない社会

このあたりも丁寧に描かれる

 

 

なんと女性監督作品

そして主人公は「パドマーワト」で

狂ったような悪役を演じた俳優さん

彼のライブシーンの迫力たるや!

逞しくしなやかな身体の動きも素晴らしい

 

 

この映画を観た日に

映画のエキストラで日本人ラッパーの

ライブ体験をした

 

 

その人も自分の体験からできた詩で歌っていた

その日は「ラップ」に縁があった

ガリーボーイ公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

 i  新聞記者ドキュメント

 

 

「A」の森達也監督作品

東京新聞社会部記者の望月衣塑子氏を追う

 

 

彼女の熱さはどうやってキープしているんだろう

日々出会う世の中の矛盾だろうか

 

 

嫌がらせはひどいらしく

夫と子どもの存在は感じられるが

画面には出てこない

 

 

菅官房長官が彼女を指して

聞いて答える時の醜い表情が何度も映された

森さんのカメラは国会内に入ることはできない

 

 

この映画の撮影中、警察や警備から

妨害を何度も受ける

一般人が通行できる所を通行させない

公道での撮影を注意される(法律上問題なしのはず)

 

 

望月さんも森さんも

今の権力側にとって目障りな存在だからだ

 

 

望月さんが辺野古へ

宮古島へ(新たな自衛隊基地を建設中)と取材へ行く

何が起こっているのか?それを伝えるために

 

 

起こっている事は

権力側が隠したり嘘をついて

みんなが知らない間にどんどん進めようとしている

 

 

真実を伝えようとするジャーナリズムが

日本ではごく少数だ

脅迫や妨害でどんどん潰してしまう

 

 

望月さんの元に外国人記者もやってくる

日本の官邸のおかしさを

彼らも訴える

 

 

最後に森氏はある写真を見せる

そこでのナレーションが

わたしたちに何ができるかを伝えている

 

 

2019年必見の日本映画

i  新聞記者ドキュメント 公式サイト

 

 

 

 

 

 

今月も濃厚な映画の数々

おすすめしたい作品がいくつも!

 

素直じゃないあなたへ

宮本から君へ

 

家族神話に苦しむ人に

真実

 

一歩踏み出して自分の力でひらきたい人に

ガリーボーイ

 

日本の現状を知りたい人に

i 新聞記者ドキュメント

 

 

 

 

 

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