下鴨神社の参道 糺ノ森(ただすのもり)
どこか山の中のような雰囲気
木漏れ日と静けさと神さまの気配
参道が素晴らしい神社は
いろいろありますが
ここ下鴨神社は本当に素晴らしいです
葵祭の前儀 流鏑馬をニュースで
ご覧になったことがあるでしょう
この参道を馬が疾走します
長い参道を歩いていると
中が空洞になったり
支えでようやく立っているご神木があります
鳥のさえずりを聞きながら歩いているうちに
静かな気持ちになってお参りの準備ができます
下鴨神社さんは
本殿の前に言社(ことしゃ)があって
自分の干支のお社にお参りします
わたしのお宮参りはこの神社です
だからわたしには特別な神社なんですね
参道入り口にある河合神社は
女性を守る美麗の神さまですし
下鴨神社さんの玉依媛命(たまよりひめのみこと)は
縁結びや安産、育児の神さまです
また参道途中の【さるや宝泉】さんは
一服できる甘味処で近頃話題のようです
すぐ近くには
高野川と賀茂川が合流するデルタ地帯
映画やドラマの撮影でもよく使われています
高野川沿いも桜並木が美しい場所です
下鴨神社さんの近くには御所もあり
それは王道なコースやと思いますが
わたしは【出雲路神楽町】というバス停もある
出町枡形商店街から北のエリアへ
本山本満寺
立派なしだれ桜がありましたが
今年はもう終わっていました
けれどまだつぼみの八重桜もありましたよ
歴史的にいろんなことがあったお寺のようです
境内には牡丹でしょうか
つぼみをたくさんつけていました
すぐお隣に十念寺
本堂の建築に目が行きます
室町時代に創建されたお寺ですが
焼失や移転など歴史に翻弄されたようです
現在の本堂は1993年に建てられたもので
ビサンティン様式の仏教寺院です
入ることができず
外から覗き込んできました
そのお隣に阿弥陀寺
こちらには織田信長のお墓がありました
石が崩れ掛かっていたり
角が取れていたり
時の流れを感じるお墓でした
お寺の入り口左手に
曰くありげな祠がふたつありました
手を合わせてきましたが
きっと静かに歴史を見てきたのでしょうね
これらのお寺が並ぶのは寺町通で
寺町通って
丸太町から始まるのかと思っていました
御所の東側の通りも寺町通ですね
グーグルマップでは紫明通まで
寺町通の表記があります
寺町通沿いには
まだまだいくつかお寺がありますが
御霊神社へ向かいましょう
794年!?
桓武天皇が平安京の守り神として
崇道天皇の心霊を祀ったのがおこりだそうです
住宅街にひっそりと佇み
一歩入ると今がどの時代なのか
わからなくなるような雰囲気です
静かで厳かな気持ちになります
ところが
この神社は応仁の乱の勃発の地なんだそうです
この雰囲気は
そんな歴史があってのものなんでしょうね
おばあさんが車を押しながら
本殿を何度も回ってはお参りしておられました
お百度でしょうか
都があった街というのは
どこかで聞いた人の名前やお寺や神社が
こんなにあるもんなんですね
わたしも知らないことだらけです
また いかに昔は
自然や神さまと近く
祈りや祀りが日常的なものだったのかと感じます
歴史に興味がなくても
神社やお寺の【氣】を感じて
気持ちだけでもタイムトリップできますよ
今日のコースの近くは
わたしが大好きなカフェもありますので
そちらもご案内します
詳しくはこちらへ