おかえり!藤川球児選手〜高知ファイティングドッグスに入団 

地元関西 なんとなく阪神ファンの私

 

 

あの藤川選手がレンジャースを退団して

アメリカ・日本の球団からオファーもあったのに

故郷の高知ファイティングドックスでプレーするって!

 

 

 

あの「球児」が???

 

 

 

マスコミの報道では何が本当だかわからない

彼のブログを見つけた

 

 

公に言えること言えないことがあるだろう

 

 

靭帯再建手術を受けリハビリ中に考えたことを読んでいると

純粋な野球への思いが伝わってくる

 

>元気になったらとにかく投げる喜びを1番に感じられる場所で腕を振りたい。
>必要とされる場所で投げたい。そして家族と一緒に居たい。

 

メジャーリーグにまで行った藤川選手が

こんなシンプルな思いまで行き着いた

 

 

技術や勝ち負け お金に振り回されず

「投げる喜び」を大事にしたいという彼の思い

 

 

本当に野球が好きでそして家族も大事にしたいという彼の本音に触れて

彼を見る目が変わった

 

 

もっとギラギラしたものを

阪神タイガースで投げていた頃感じていたから

 

 

>僕と妻の生まれ故郷の高知で、未来のスーパースターになるチャンスを
>持った子供達に僕が投げる姿を見てもらって今後の夢に繋げて貰いたい!
>僕が投げる事で喜んでくれる人達の顔が見たい。
>僕を応援してきてくれた人達、
>育ててくれた高知から野球人生を再スタートする事に決めました。

 

 

そうか 彼は高知出身だったのか

私にも半分高知の血が流れているので

余計に今回の藤川選手の選択にハッとしたのかもしれない

 

 

そして自分の思いだけではなく

野球をやるこどもやファンのことへも言及している

このあたりが人としてでっかいな、と感じる

 

 

地位も名誉もお金も手にしたのに

日本では家族と一緒に過ごすことができなかったらしい

 

 

メジャーリーグへ行って

家族との時間があって野球は野球として集中するスタイルに

人生観が変わったと言う

 

 

自分にとって何が大切なのか

どうすることで自分は満足できるのか

それは人それぞれだと思う

 

 

今回の藤川選手の選択に喜べない人もいるかもしれない

彼はそれもよくわかっている


わたしは彼のブログを読んで

彼の選択に清々しい気持ちになった

 

 

長い人生を生きて行く中で

大事なものはひとつではないだろう

いくつも大事にしたいけど全部というのも難しい

 

 

彼のようにまわりの期待や様々なしがらみを

脇に置いて自分の本当の思いに生きる

その覚悟と本気を感じたから

 

 

これからは自分のスタイルで生きて行く人が

ますます増えるだろう

いや、増えて欲しいと思っている

 

 

私は病院で働いていた頃

資格を取った以上これで生きて行くしかないと思った

 

 

資格を取っておいて良かったと思う日もあった

なぜ取ったのだろうと思う日もあった

 

 

ある時から

毎日ナースコールが鳴り響く中で走り回って

夜勤明けの老婆のような自分の顔を見て

 

 

虚しくて仕方がなかった

 

 

喜んでくれる患者さんに悪いと思いながら

どうしても「自分を抑えて奉仕する」という部分に

満たされないことを感じていた

 

 

 

今 どこにも属さずに生きていて

久しぶりに見た藤川選手のさっぱりとした笑顔や

高知ファイティングドッグスのような独立リーグを見ていると

 

 

 

こうやって思ってもみなかった世界があって

生き生きと自分の力を出してゆく場は

探せばあるし創ることもできるのだ

 

 

 

世界を狭くしているのは自分で

実はまだまだ広くて深くて

自分の知らないことがいっぱいあって

可能性とチャンスに満ちているのだ

 

 

今辛いと感じる状況にいる人も

そこにしか居場所がないと感じているとしたら

そうではないことを

 

 

藤川選手は生き方でもって教えてくれている

 

 

高知ファイティングドッグスと藤川選手を応援してゆきたい

 

 

 

 

この夏高知ファイティングドッグスを応援しに行こう!

8月は連日のようにゲームの予定が入っている



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