「鳴くよ ウグイス 平安京 794年」
実際はこの場所ではなかったようですが
京都御所は都の名残と緑が溢れる巨大な公園
として現在も多くの人が訪れる場所です
わたしも保育園の頃は
お散歩でみんなと手をつないで
遊びに来たり
小学生の頃は
周りを走るマラソンに参加した記憶もあります
今も自転車で来ては
お外ランチをしたり
本を読んだり写真を撮ったり
のんびりする場所です
実は昨日も行ってきました
ごろりと転がって空を見上げると
緑の葉っぱから光がこぼれてきました
御所に来ると
自分の疲れ具合がわかります
ただぼんやりと鳥の声を聞いたり
写真を撮ったり
昼寝をしたりしていると
なんでもないことに
自分の深いところが震えるような
そんなヨロコビを感じます
帰る頃には生き生きとした
エネルギーたっぷりのわたしになっています
だからわたしにとってのパワースポット
ずっとそういうお付き合いでしたが
年に2回一般公開があります
普段は見られない壁の向こうに入ってきました
御所は南北の通りでは
今出川と丸太町まで
東西では烏丸から寺町までの
約11万㎡という巨大な面積があります
歴代の天皇が住み
儀式や公務を行った場所です
わたしも初めて入りました
とてつもなく大きく広く
きれいに保たれていました
どこか昔の中国の
宮廷のような雰囲気もありました
建物が立派なのは言うまでもなく
中の調度品や建具など
贅沢な美しいものがたくさんあるようでした
お庭も昔の写真を見ながら
木の高さや茂り具合など
変わらないように維持・管理されていました
日本の文化の素晴らしさを
見ることができます
ただ京都の街は
歴史的に政治的な重要拠点だったので
戦の連続だったようです
一般庶民は戦や流行病や飢饉で
決してしあわせではなかったことも
忘れてはならないと思います
普段は事前に申し込みが必要で
時間や人数など制限も多い御所
一般公開は申し込みがいりません
ただすごい人ですが
美術館を見に行くつもりで
一度見ておくのもいいかもしれません
わたしは御所の自然を満喫する方が
好きなので
近くに賀茂川もありますが
広くていろんな場所がある御所の方が
のんびりできます
天気の良い昼間でも
薄暗いような木立があったり
小さな図書館がある
(自然に関する図鑑やこども向けの本)
母と子の森があったり
しだれ桜(御所では糸桜と言うそうです)
や梅や桃
季節の花が咲くエリアもあります
野球場があったり
池があったり
いろんな顔を持つ京都御所
かなり広いので歩いて回るのは大変です
自転車があると便利です
砂利か土ですので
ヒールでお越しになるには向きません
1時間でざっと見て帰る
という場所ではありませんので
レジャーシートやお弁当を持って
ピクニックのような準備が
向いていると思われます
お友達とゆっくりおしゃべりをする
こどもたちを思いっきり遊ばせる
ひとりでバードウォッチングや散策をする
そんなつもりでお越しになると
いいでしょう
わたしもお友達を案内したい場所ですが
お天気のいい日に
美味しいものを持って
ジーンズで
なんて条件をつけようかな
今回ご紹介した建物の写真は
一般公開で中に入って見たものですので
普段は見られません
昨日の様子では
青もみじとイチョウなど
新緑がまだまだ綺麗でした
野の花もたくさん楽しめます
気温が上がってくると虫は多いですが
のんびりカラダとココロを休める1日
ご一緒しませんか?