スイカの香り
海の匂い
花火の火薬の匂い
夏の香りはいろいろあるが
わたしにとっては蚊取り線香がNo.1
こどもの頃から慣れ親しんだ香り
カタチにもこだわり
電気の虫除けやスプレータイプではなく
渦巻き型の蚊取り線香
日本で1880年代に開発され
戦前から海外へも輸出していたらしい!
汗の匂いやビールの匂い
はたまた血液型によっては蚊をひきつける
(これはホントかウソか!?)
夏はなんだかかゆくて
掻いているとボコッと膨らんで
掻きむしって痕になる
そんな人も多いがー・・・
わたしも色が白いので掻きむしると目立ち
傷になるとなかなか直らなくなってきた(かなしい)
肌の露出が多い夏
ショートパンツやミニスカートからのぞく美しい足が
残念なことになっていたりする
虫除けというか蚊取り線香について調査してみる
蚊取り線香の煙に殺虫効果があると思っていたら
違うんだなー
燃焼部分の手前で高温により揮発する
ピレスロイドという化学物質
↓
目には見えず周囲に拡散して殺虫効果
ピレスロイドはほ乳類や鳥類には毒性が比較的低い
虫除けとしては
①即効性
②忌避効果
③隠れている虫を追い出して殺す効果
④安全性 恒温動物には有害性が低い
最近よく見る除虫菊というヤツは
胚芽の部分にピレスロイドを含み
渦巻型蚊取り線香はこの除虫菊から発明されたらしい
発明当時は除虫菊を栽培していたが
時代の流れとともに合成ピレスロイドができた
ピレスロイドと同じによく出てくる
アレスリンはピレスロイド系の殺虫成分
やはりどちらも殺虫剤なので
毒性は低いと言えども【毒】なので注意が必要
特にスプレーやマット式などは
気管へ入った場合や吸入すると害がある
過敏な人は皮膚炎やアレルギー反応が出ることもある
以上のことも知識として入れておく
最近は緑色の昔からある蚊取り線香だけでなく
【ラベンダーの香り】はお線香の色もパープル
【バラの香り】はピンク色
【太巻】太くて短いが7時間もつアウトドア用
煙が少ない微煙タイプ
12時間も長持ちの大型
3時間のミニサイズ
ハエ取り用
動物用
アロマのお香と掛け合わせたような
果物や花の香りやお線香自体もカラフルなタイプ
も多く売り出されている
海外で虫に悩まされた人も多いだろう
海外旅行に蚊取り線香を持ってゆく人も多い
最近では蚊が媒介するデング熱の流行もある
アジアのタイでは熱帯という土地柄
蚊取り線香は必需品になりつつあるようで
日本の会社が製造・販売している
原料はココナッツを使い
デング熱を引き起こすシマ蚊用の成分を配合した
蚊取り線香を開発
人命にも関わるので誰でも買えるように
低価格で販売されているそうだ
東南アジアでは蚊取り線香はかなり普及しているらしく
日本の製造・販売会社は順調に売り上げを伸ばしている
イギリスを始めとする欧米諸国では
【モスキート・リングトーン】という音源が人気
これは
若者に聞こえやすく大人に聞こえづらい17000ヘルツ
の高周波の音で若者を追い払おうと開発され
携帯電話の着信音にされ学校で鳴り楽しまれているそうだ
これに似ている周波数を出すソフトが
【デジタル蚊取り線香】と言われているのだとか
効果があるようではないが
思わぬ広がりを見せている蚊取り線香
大量生産・大量消費の時代が終わり
質が見直される時代となった
蚊取り線香も除虫菊が使われたタイプが復活し
安全性が重視されている
デング熱や病気に結びつくこともあり虫除けは必要だ
快適な夏はもちろんのこと
美しいお肌のためにも
蚊取り線香を考えて選びたい