今年の12月から従業員50人以上の企業で
ストレスチェックが義務づけられる
これにより企業は1年に1回
従業員にストレスチェックを行うことになる
ストレスは目に見えないから
それを明らかにするツールや
従業員の健康に配慮する姿勢はいいことだろう
それだけ深刻な状態になってきている、とも言える
毎日一生懸命働いているあなた!
このニュースを聞いてどう思われただろう
ストレスチェックは企業が直接行うのではなく
医師や保健師など専門家がチェックし
結果は実施者が従業員に伝える仕組み
本人の同意がなければ結果を企業に伝えることは禁止
必要と判断されれば面談指導が勧められ
本人が応じれば専門家が対応する
企業はこれを受けて職場の変更や時短など
必要に応じた措置をとることになる
看護師をはじめストレスフルな職業の場合
全員が何らかの措置が必要となりそうな気がするのは
わたしだけだろうか?
ストレスなく毎日楽しく働いている
サラリーマンっているんだろうか?
2015年7月に20から59才までの
サラリーマン1000名に行われた調査では
全体の84%が【強く感じる】【やや感じる】
原因は
① 仕事内容
② 職場の人間関係
③ 家族関係
頻度としては
【ほぼ毎日】が約45%
【週に3~4日】が約30%
やはり来る所まできている印象
ストレスチェックは効果があるのだろうか?
認知率は低く20%にも満たず
【ストレスチェック】という言葉を知らない人が50%以上
現状を正しく理解するために
見えないストレスを見える化するチェックというのは
今必要かもしれない
【ストレスを感じている】とわかっていても
それがどの程度かがわからないと
気がついた時には出勤できないレベルもあり得る
そういう意味では有効か
看護師や医療現場ではもっと以前から
この手のことは「常識」になっていた
健康診断の際ストレスチェックらしいものを
やった覚えがある
受けた記憶がない人は厚生労働省のこちらのページで
簡単に受けられる
ぶっちゃけ「チェックしてどうなるの」と思った
ストレスがあることがわかる
原因もわかっている
解決できないから毎日ストレスを感じている
あなたはこうです、と書かれた判定結果を読んで
それがどう役に立つのだろう?
仕事の内容や環境 人間関係など
すぐに変えられるものではないし
一般的に言われる自分なりのストレス解消法を
持って小さくリフレッシュしながら
慢性疾患(いわゆる生活習慣病)と同じで
うまくつきあってゆくことが楽に生きられる秘訣ではないか
そのためにどうするか、というところに
企業やお役所がもっと考えないといけないのでは?
働く時間を減らす これはかなり有効だろう
1日の労働時間を少なくする
休みを増やす
簡単に言ってしまうと企業やお役所ができることって
これしかないような気がする
また研修など時間内の勉強会など
もっとユニークな取り組みをする
ストレスフルな世の中なので
そこにフォーカスしたセミナーをする人も多い
話がおもしろいカウンセラーや心理学の先生の話など
それがきっかけで楽になる人もいると思う
現代はこどもがストレスを感じているくらい
深刻化しているのだから
ものの考え方やとらえ方を改善した方がいいと思うのだ
【頑張れば何とかなる】的な根性論や
【我慢することは素晴らしい】ような考え方
【勉強ができればいい人生が送れる】これも崩壊している
こんなふうに考えると問題がかなり根深いことに気づく
ひとつの企業の中の問題ではないのだ
社会全体の問題なのだ
先ほどの厚労省の「〜しなければならない」という質問の多さ
不愉快に感じなかっただろうか
わたしは
【仕事は一生懸命やるべきものだ】
と思い込んで生きてきた
でも世の中には
【仕事は楽しくやるべきだ】
【仕事と遊びの区別がない】
こんな認識そして実際そうしている人もいる
自分の思い込みが自分を苦しめていた
と気づけたのはここ1,2年だ
だからこそそんな話がきっと誰かの役に立つし
こんな考え方や視点があることを
働く人に伝えるようなシステムがあれば
世の中変わるんじゃないかと思う
誰もが気持ちよく働けるために