今年初めて見に行ってきました
京都国際写真祭
市内のお寺やギャラリー
会館が会場になっていて
その会場からして素晴らしく
盛りだくさんな写真祭
唸ったり
笑ったり
佇んだり
8ヶ所を回ってみて思うこと
もっと自由でええんやわ
何を勝手にひとりで
こんなもんやと思ってるんやろう?
世界や日本でこんなことが起こって
こんなコトやモノに注目して
こんな表現をしてはるなんて!
これ、写真やと思わなかった
アートやと思って近づいたら
さらにリアルで
横から凸凹を確かめようとしたら
平面でやっと写真やとわかりました
砂を使ったような
黒と白とグレーの地味と言えば地味な
写真やのに
わたしはしばらく動けませんでした
すごい人がいはる
こんな表現ってあるんや
ほんでまた驚いたのが
こうして作品を自由に撮っていい会場が
何ヶ所もあったこと
カメラを片手に見てる人が
たくさんおられました
その作品を際立たせるための
会場の設営
写真祭のチケットや目印の旗
チラシや看板のデザイン
どれもこれもハイセンス!
これはプランクトン
坂本龍一さんの音楽は
海や水を思わせる音の連なり
真っ暗な会場は深海に来たよう
こんなに美しいいきものが
存在していて
顕微鏡を覗かないと見ることも叶わない
命の不思議
生きていることの奇跡
まるで宝石のようなプランクトン
あらためて世界の多様さ
広さを見せつけられる
建仁寺の両足院での写真は
自然と一体化した人間を撮っていた
写真とお寺・自然は
何の違和感もなく
同じ場に収まっていた
石のくぼみに水をため
その中に写真があったり
端っこを石で押さえて
雨や風 土や葉っぱで汚れた写真
箱をそーっと開けて見る写真
畳に座って眺める写真
外国の人って
何でこんなに自由なんやろ?
広い世界で生きてると
人間の幅も深さも桁違いな気がする
ちっちゃいところで
ちょこまかして
ちっちゃいことでクヨクヨして
あたまやこころは自由なんやから
もっとでっかいこと考えたり
思ったりしてもいいのに
なんか知らんけど狭い
勝手に線を引いて
ちっこく自分をそこに収めようとしてる
世界の日本の写真家の作品を見て
どーんと背中を押された感じ
やりたいようにやりなはれ
しょーもないこと気にしなさんな
無言のエールを
写真祭は終わったけど
受け取りました
わたしも写真を撮るおもしろさに
魅せられたひとり
うまいとか下手とか
そんなことはどうでもいい
わたしのときめきを
どれだけ見えるものにして
外に出せるかやなぁ
ときめきが自分の中で
おさまらへんから出したいのやし
それを一緒に楽しめる人が増えたら
めっちゃ素敵やん
残り時間はどれだけあるか
わからへんけど
チャレンジしてゆきたいな