望まれて愛された存在だったのか
そこに確信が持てない時
人は自分を肯定できない
無表情な主人公
母と子がそれぞれに裸のシーンが
たくさんある
「裸になる」=本当の自分
後半言えなかったことを言う2人
前半の子が母をマッサージして
抱きしめ揺らすシーン
それがあったから後半にたどり着いた
あっけなく肩透かしを食らった気もするが
一つのシーンから汲み取るものが多い
後から「そうかもしれない」と思う映画
「冬の小鳥」の監督作品
エッセイスト紫原明子さんの感想が心に残った
>主人公の切望によく似たものを、私たちも知っている
>”あなたは愛されていい”
>女でも、妻でも、母でもない、ただの私に許しが欲しいのだ。