20年以上愛用していた羽毛ぶとんをリフォームしてもらう*大事に使うこれからも

 

おそらく20年以上使っている羽毛ぶとん
軽くて暖かくて重宝している

 

 

ところが
部屋に羽毛がふわふわすることが多くなった

 

 

カバーを外して洗濯するときにも
ふわふわ ふわふわとやたら出てくる

 

 

よく見てみたら
羽毛ぶとんの端っこが擦り切れていて
穴が空いていた

 

 

そこから羽毛が飛び出していたのだった!
買い換えることは簡単
いくらでもピンキリで売ってる

 

 

でもね
今のこの羽毛ぶとん
穴が空いたとはいえ生地はいいものだし

 

 

まだふっくらとして暖かい
新しいのを買えば捨てる?
それには忍びない
で、探してみた
羽毛ぶとんを直してくれるお店
あったのですよ

 

 

しかも京都に

 

 

とても丁寧にどんな流れでどうするのかが

サイトに上がっていて
表示されていたかかる費用は
決してお安くはないし

 

 

その金額で
新しい羽毛ぶとんを買おうと思えば買える

 

 

でも本当にいいものって
そんなにお安いはずはない

 

 

睡眠はわたしにとって
すごく大事なもの

 

 

 

「食べる」「寝る」「着る」「デトックスする」
そういうことを大事にしたい

 

 

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バンクーバーでの部屋
何かとよくわからない羽毛ぶとんを
こんなに丁寧にリフォームしてもらえるなら
ありがたいと思って
まずはお店に行く予約をした
羽毛ぶとんを自転車に積んで
行ってきました!
(びっくりされたけど)

 

 

まずはサイズを測って
何年くらい使っているのか
などなどチェックされた

 

 

布団についていたタグ
何が何パーセントって書いてあるやつ

 

 

あれボロボロになってたから
だいぶ前に切っていた

 

 

残っていたら
その表示が適正かどうかもわかったそうだ

 

 

布団の端っこの縫い目をほどいて
3グラムほど容器に取り出し

 

 

機械にかけて空気を入れてふわっとさせ
絡まりを解く

 

 

それに風を送って
何種類かの羽毛に分別する
フェザー、羽毛、クズ

 

 

使っているうちに絡まったり捩れたり
様々に変化するのでクズが出てくるのも
仕方がないそうだ

 

 

わたしの羽毛ぶとんは
「悪くはないが良くもない」状態

 

 

そして「リフォームできる」状態だった
場合によっては買ったほうがいい
こともあるらしい

 

 

ここで費用のことや使い勝手など
丁寧に説明を受けて
リフォームする・しないをこちらが決める

 
もちろんお願いしたのだが

 

 

それは世界中に羽毛を求めて
アヒルや水鳥の飼育現場から
羽毛の加工工場などを見てこられた経験

 

 

新しいものを売ったほうが
もちろん儲かるが
「鳥さんの羽を最後まで大事に使ったらなあかん」
そう言われたことが決定的

 

 

愛のあるお仕事だと感じて

ぜひこちらにお願いしたいと思った

 

 

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シキホール島での部屋

 

 

 

今度は2階へ上がって外側の生地を選ぶ
布の見本ではなく

 

 

ベッドに広げられた実際の羽毛ぶとんを
触ったり持ち上げたりして
何種類かを比べさせてもらう

 

 

最初は2枚重ねにしてもらったら
あいの季節も使えるなぁと思っていたが

 

 

生地の分だけ重くなって
手間も布地もかかるから
お値段も上がることを実感したので

 

 

こちらの予算的にも
やはり元の1枚もので行くことにした

 

 

支払いをしたら
すぐに作業に取り掛かってもらえるらしく
2、3週間で仕上がるそう

 

 

すごく楽しみ

 

 

帰り際「如何でしたか?」と聞かれて
「直してくれはるって
今時あんまりあらへんので貴重やと思います」

 

 

「ほんで・・・面白かったです」と言うと
笑ってはった

 

 

 

 

 

約20日ほどでリメイク終了
出来上がった連絡をいただきました

 

 

外側の生地が変わって
中身の羽毛を洗って足してもらって
新品みたいになっていました

 

 

大事に使うぞー!
多分死ぬまで(笑)
お布団って一生モノなんやなぁ

 

 

*今回初めて知ったこと
真冬は毛布の上に羽毛布団で寝てたけど
羽毛布団を1番近くにかけてそれで寒ければ
布団の上から足すのだそうだ

 

 

なるほどな〜

 
寒くなってくると鳥が羽の間に空気を入れて
膨らませて熱を保持するように
自分の熱と羽毛を使うんやな

 

 

 

2016年12月 リフォーム後使用約2ヶ月

以前より暖かい気がする

毛布を使わなくても

羽毛布団1枚で十分

 

 

 
モノを大事にできたことが
とても嬉しいし豊かに感じる

 

 

新しいピカピカのマンションより
古いお家の方が丁寧に作ってあり
温かみを感じるように

 

 

自分がいいと思うことを採用して行く
そうして自分の暮らしになる

 

 

 

 

 

 

ただのわたしだけど
その世界はカラフルであたたかい
他にはないものになる

 

 

それこそが値打ちのあること
わたしはそういうことに値打ちを感じる

 

 

 

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