今年初めて梅干づくりにチャレンジした
お味噌やにんにく醤油 生姜の甘酢漬けなんかを
手作りしているが
梅干には手が出なかった
プロセスが面倒そうで難しく感じて
なぜか除外していた
でも気になる・・・
気になったら調べて必ずやるパターンになるのが
最近のわたしのパターン
いつも行くスーパーで南高梅を買い
ネットのレシピを参考に
洗ってヘタを取って塩をまぶす
梅のきれいな色といい匂い 優しい手触りに
優しい気持ちになる
3交代をしていた頃
夜勤明け夕方まで寝てごはんを作るとき
ものすごく新鮮な気持ちになって
すぱーっと切ったトマトの赤があまりにきれいで
しばらく眺めていたことがある
だいぶ疲れていたんだと思うが
食べものからパワーをもらうって
こういうことなのかもしれない
上がってきた梅酢を別の瓶に保存して
梅雨明けの頃ベランダに梅を干し
ひっくり返したりしながら5日か6日
赤いしそ漬けでなくはちみつ漬けの予定
塩抜きをするんですと!
それも12時間ほど3回(水と塩の分量もあり)
ネットで探すといろいろレシピがあるので
これならできそう、というものばかりチョイス
そしてはちみつ液をつくって
(砂糖 みりん はちみつ)漬け込んで放置
1週間で出来上がりらしいが10日ほど置く
そして上の写真ができあがり〜♪♪♪
食べてびっくり
市販のはちみつ漬けに負けてない!
優しい味 添加物なしっていうのがわかる
3Lという一番大きな梅を買ったのに
プロセスの中で小さくなった
ごはんのお伴にはピッタリのサイズ
梅干づくりの副産物が梅酢とはちみつ液
どちらも蓋を開けるといい香り
とろりとした梅酢は
梅のエキスが詰まったかなり塩分が強い液体
ごはんを炊くとき
梅酢ドリンク(はちみつ液を入れて炭酸水で割る)
和え物やドレッシング
なんでも使えて重宝
梅酢とはちみつ液をほんの数滴
お茶や水に垂らして外出時に持参すれば
熱中症予防で味に変化があって嬉しい
昔は梅酢をうがい薬にしたり
火傷にかけて冷やし 小麦粉と練って湿布にしたり
食中毒の時も原液を飲んだらしい
梅酢って売ってるくらいなので
手作りなんて貴重品
大事に冷暗室で保存している
はちみつ液は梅味の甘みとして料理に使う
お味噌をはちみつ液でゆるめて味噌炒めや
漬物に使うのもおいしい
液そのものが甘くて
梅のエキスが出ているから
かなりの糖分だろうがさわやか
これはくまのプーさんのはちみつのツボのように
冷蔵庫を開けると口元がゆるむ
梅干はいくらでも売っている
けれどどうやってできるのか
実感としてわかった
買うよりずっと豊かな気持ちになる
おいしい、という喜びが自分で作ると大きい
毎日の食事づくりもそうだろう
看護師さんの暮らしを考えたら
忙しくて気持ちの余裕がなくて
そんなめんどくさいこと!とも思う
わたしも今3交代をしていたらできないと思う
でもやってみたら
面倒なことを自分のためにやることで
すごく得るものがあると感じるだろう
自分の引き出しをいくつも持つ
その数は豊かさの象徴ではないだろうか
限られた中で暮らすのもいいが
その中で対応できない時期や問題も起こってくる
いくつもあればそれだけ守備範囲は広くなる
いろんなことをやってみる
忙しさに振り回されるだけでなく
限られた時間を普段やらないことに当ててみる
小さなピースにしあわせを感じたり
小さなピースがたくさん集まって
充実を感じたりする
ささいなことがあなたを慰め励まし
豊かさを教えてくれる
わたしは気づくのが遅かったが
あなたに届けばいいなと思う