2017年1月に観た映画*複雑だけどよーく見るとシンプルなのかも 後々じわじわくるわたしの1番

 

 

これまで映画の感想は

1本ずつTwitterで短く書いていましたが

映画から受け取るものが大きくて

それを言葉にしたくて

 

 

もちろん映画によっては

短文でいいな、ってものもあります

月ごとで書いてみようかなと思います

 

 

 

 

2017年1月に観た映画

  • 俺たちに明日はない
  • ベン・ハー
  • 家族はつらいよ
  • カサブランカ
  • 帰ってきたヒトラー
  • この世界の片隅に
  • 中島みゆき 一会 劇場版
  • サヨナラの代わりに
  • こころに剣士を

 

 

 

9本観たんやなぁ!

(観たいものがたくさんあった)

 

 

 

 

 

ほとんど小劇場なので

ロードショーは少ない

 

 

見逃した映画が来て

あらためてじっくり観ることができたり

今になって気になったり

 

 

映画も出会い!

 

 

 

 

 

 

 

あまりの豪華さにびっくりしたのが

「ベン・ハー」

 

 

原作は読んでないが

セットや衣装、ロケ、撮影など

見るからに莫大なお金がかかっている!

 

 

 

1959年制作とは思えないクオリティ

リアルで迫力あるシーンの連続

またキリストのエピソードも入っていた

そしてらい病も

 

 

 

 

タブーの違いを感じさせる

丁寧につくられたクオリティの高い作品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前観たがまた観たくて

「カサブランカ」

 

 

第二次世界大戦中のラブ・ロマンス

1942年製作の白黒映画

古さを感じさせない

 

 

光や色を感じさせ

イングリット・バーグマンや

ハンフリー・ボガードの魅力がたっぷり

 

 

As Time Goes By

映画の中でふたりの思い出の曲として

大事なモチーフになっている曲

(わたしの友達が自分の訳で歌っています)

 

 

映画を観て

彼女の歌を思い出しました!

「この世界の片隅に」

 

 

少し前から話題になっていて

コトリンゴさんの「悲しくてやりきれない」

はなぜか切なくなり

 

 

満員の立誠シネマで観た

(元・立誠小学校の建物にある小劇場)

 

 

優しい絵なのにリアルで

波の音や冷たい風、街のざわめきが

伝わるようなアニメーション

 

 

戦争一色の中でも

家族で肩を寄せ合い笑い

働き恋をして

 

 

残酷なシーンの描き方が

想像力をかきたてる

リアルと想像力に任せる部分のバランスがいい

 

 

どんな人にも

受け入れられる戦争映画だと思う

 

 

クラウドファンディングで製作され

協力した人の名前が

エンドロールに全て流れた

 

 

上映劇場がじわじわ増えている

 

 

 

この世界の片隅に 予告編
 

 

「帰ってきたヒトラー」

 

 

わたしはなぜかホロコーストを

扱った映画をたくさん観ている

 

 

ヒトラーが現代に生き返る

ものすごい設定のブラックユーモア

 

 

移民の受け入れに

極右が力を伸ばしているドイツを

リアルに撮っている

 

 

ヒトラーをおもしろがる大衆に

どこか怖さを感じる

 

 

ヒトラーの人間的な魅力も描かれ

このスレスレのブラックユーモアに

ずっと落ち着かない気分

 

 

ラストにその真実に気づいた彼の姿は

もしかしたら

近いうちにやってくる

わたしの現実かもしれない

 

 

帰ってきたヒトラー 公式サイト

 

 

 

 

 

 

「サヨナラの代わりに」

 

 

パーフェクトに生きてきた女性がALSを発病

病気が進行してゆく様子を

この女優さんはものすごい演技で見せる

 

 

 

離れて行く夫・友達・家族

彼女が求めたのは「話ができる人」

すっちゃかめっちゃかな女子大生が登場

 

 

 

やがて心が通い合うのだが

どんな状態でも

「わたしが決める」と言い切る強さ

 

 

 

彼女の生き様が女子大生を変えて行き

パートナーをも変える

 

 

 

〈お涙頂戴〉ではなくて

あなたは真摯に生きてる?

最初から最後まで全力で問いかけてくる

 

 

 

サヨナラの代わりに 公式サイト

 

 

 

 

「こころに剣士を」

 

 

エストニア?

それってどこ?

フェンシングを教える先生?

 

 

映画は教えてくれる

聞いたこともない街で

どんな人が生きていて

どんなことがあったのか

 

 

追われながらビクビク暮らすこと

なぜか連れ去られる大人を見ているこども

出会って始まる物語

 

 

少女の強いまなざし

傷ついた少年の表情

そこから世界へ踏み出す大きな一歩

 

 

先生の恋もほとんどセリフなく

映像だけで表現されているのだが

そのうつくしさ!

 

 

ふたりのときめきが聞こえそうで

駅のシーンの離れがたさも切なかった

 

 

 

確かにあった歴史を知り

目に見えないものが見えて

温度まで感じられる映画

 

 

 

 こころに剣士を 公式サイト
 

 

 

 

2017年1月わたしの1番は・・・

 

 

洋画:こころに剣士を

 

邦画:この世界の片隅に