テンション上がるニュースが入ってきた
サッカーのゴンちゃん ゴン中山選手が復帰!!
またあのガッツ溢れるプレーが見られる!
彼の全身でぶつかるプレーに励まされた人も多いだろう
骨折していたのにゲームの最後まで走ったり
最後までゴールをあきらめない姿
泥臭いまでの彼の体当たりプレーは
いつもチームのムードメーカーになってきた
彼と同年代のわたし めちゃくちゃ嬉しい
2012年第一線を退いたときに
まだ未練たらたらです
だけど退く理由があった
2010年に右膝関節の遊離体除去 左膝半月板損傷手術後
両膝の痛みがあり
解説者をする傍ら両膝のリハビリを続けていた
そのゴンちゃんの行動にJFL沼津から声がかかった
これってゴンちゃんのこれまでとサッカーへの姿勢が
評価されたってこと!
現役を離れてもずっとトレーニングを続けるって
あきらめていない証拠だ
わたしはこういう人に強く魅力を感じる
似たものをわたしも持っているのかもしれない
最後に勤めていた病棟で
わたしは日勤だけの非常勤をしていた
昨日も書いた通り激動の病棟だった
新しいこともたくさん覚えてチャレンジした
失敗もたくさんして医師にもよく怒られた
夜勤をしている常勤看護師には一部よく思われていなかった
ある日の日勤で状態が悪く
あまり慣れていない別の科の患者さんが
わたしの担当になった
もちろんわたしも不安で常勤看護師に
わからない点を確認したり
その患者の情報収集に時間を割いた
わたしなりに気合いを入れて準備をしていたら
その日のリーダーナースが大きな声で
「あんなおばさんに診れんの?」と言った
わたしのことだった
わからないところを教えてくれた看護師が
「わからないことちゃんと聞いてやろうとしてる」
とかばってくれていた
わたしが担当で不安なら他の人に振ったらいい
その日のチームは新人とわたししかいなかった
朝のうちにその患者さんは転床となった
リーダーナースはわたしにその患者さんについて
ひと言も確認や注意をしなかった
彼女はその日のスタッフの体制の薄さに
自分自身の不安やイライラをぶつけた
きっとゴンちゃんもこんな思いをしてきただろう
彼は長い選手生活で怪我や骨折を繰り返し
40代になり思うように動けなかった
わたしは病棟で3交代をしていた後
外来や診療所など病棟勤務を離れた
そのブランクは大きく戻った後1年ぐらいは
毎日やってもやっても追いつけず
バイタルを取って保清をして回って
週間業務をして処置について・・・
17時までの勤務内に終わらない日が続いた
グループ活動や新人や学生の指導まで付くように
指示された
常勤ナースとの違いは夜勤をしていないこと
週4日しか勤務をしていないこと、だけだった
付いて行けない分早めに出勤して
少しでも効率よく回れるように準備した
終わらないことも残業してでもやった
ゴンちゃんのように能力は高くなかったのかもしれない
けれど看護は能力ではない
一定のレベルに達する必要はある
そこに努力を続けていたが
ゴンちゃんのように「現役選手としてやりたい」
思いもなく
今はこんなカタチで看護に少しだけ関わっている
今回のゴンちゃんの吉報は
悔しかったことを思い出させた
でもその感情も別のものに変化している
わたしは看護の現場を離れることを選んだ
看護の世界で高みを目指したい気持ちもなく
ただただ生活のために働いていた
その生き方に自分で嫌気が差した
何かがちがうという気持ちが拭えなかった
ゴンちゃんが迷いなくサッカーに突き進むのを
とても羨ましくて それでいてその辛さも
わかるような気がするのだ
続けるにしろ離れるにしろ どちらにも
プラスとマイナスがある
自分がこころから望む方を選ぶ
他人からどう評価されようが
自分がそれでいいと思ったらOKなのだ
後悔はないだろう
ゴンちゃんは続けることをあきらめなかったから
続けられる条件がきた
わたしは自分が選んだことだから
それで良かったし今ハッピーだ
こうして以前のことを振り返って書ける冷静さも
今ハッピーだからだと思う
看護師として働いている頃より
ずっと納得できる時間の使い方ができている
ゴンちゃん これからもあなたの活躍を
楽しみにしてる
そしてわたしはこうして「書く」ことを
コツコツ続けて行く