いやはや 梅雨明けどころか台風が来ていますね
本日予定通り山鉾巡行だそうです
時折止んでいますがめっちゃ降ってます
2014年より前祭(さきまつり)・後祭(あとまつり)と
50年ぶりに分けられることになり
今日の巡行は前祭です
鉾立てから宵山までは
梅雨の後半なことが多く
こうして鉾の胴懸と言われる美しい織物は
ビニールで覆われていることが多いです
この雨では鉾や山が角を曲がる辻回し
大変でしょうね・・・
どうぞ怪我や事故がなく皆さんが楽しまれますように
祇園祭は宵山や山鉾巡行がよく知られているが
7月1日から始まっていて31日までの1ヶ月続くお祭り
7月に入ると四条烏丸周辺で
夜になるとお囃子の練習が聞こえてくる
コンコンチキチン コンチキチン
窓から少し様子も見え
電車の駅構内に流れているテープとは違い
なかなか良いものだ
7月の10日から14日頃に行われる鉾立・山立が終わると
夕暮れに提灯の灯りが灯り
太陽が沈み暑さも落ち着きホッとするひとときとなる
今年は15,16日の夕方から歩行者天国になったが
車が規制され道路の真ん中から
こうして写真を撮ることもできる
鉾や山を組み立ててゆく過程も
昔から変わらず
鉾の中心になる真木(しんぎ)を立てるのは
鉾を横に倒して取り付けられ
ゆっくり少しずつ縄で引っ張りながら立てられる
金具ではなく縄で固定され
「縄がらみ」と呼ばれ非常に美しい
代々山や鉾を持つ町内では
こうしてお揃いのTシャツを着て
1ヶ月に渡る行事を役割分担をしながら
祭りを支える
鉾町では受け継がれてきた屏風や家宝を
町会所や個人の家で扉を外し展示
屏風祭とも言われ
普段見ることができない貴重な文化財を
間近で見ることができる
小さな通りを歩いていたら
こうして古いものにたくさん出会う
約1100年前の疫病の流行から始まったとされる祇園祭
応仁の乱では一面の焼け野原となり一時途絶えたが
約30年後復活
町衆の手によってそれぞれに創意工夫され
豪華絢爛な山鉾となったらしい
その歴史や文化は各鉾町に詳しく記されている
鉾にはこうして橋がかかり
公開され立ち入ることができるものもある(有料)
またそれぞれの鉾町の厄よけのちまきや
デザインのすてきな手ぬぐい
こどもの独特の節回しの呼び込み
祇園祭を楽しむポイントは様々にある
20万人もの人手の宵山で
夜店や祭り気分を味わうのもよし
鉾立て後
空いている日中に自転車で見て回るのもよし
ただし街中は大混雑で
どこのお店もいっぱいで祭りメニューだったりする
限定ものが好きな人にはたまらないだろうが
暑さと歩き疲れた時には
祭りのエリアから外れたところでの
休憩や食事をおすすめする
そして京都は盆地なのでかなり蒸し暑い
晴れたらその日差しは強烈であることを
覚悟した上で作戦を立てて来られることを
さらにすすめておく
また近年増えてきたとは言え
京都は宿泊施設が少ない
世界中から観光客がやってくる祇園祭の時期は
かなり前に予約をした方がいいだろう
しっかり肌もカバーして
塗り直しができるよう携帯する
こういうUVカットの上着は1枚持参
クーラー対策にもなります
靴も履き慣れた楽なもので!
(足にも日焼け止めを)
わたしが祇園祭を知って意識したのは
高校生ぐらいだったと思う
友達と浴衣を着て出かけたり
おとなになってからは
仕事を終えて帰ろうとすると
お祭りの大渋滞で道が動かなかったり
7月になると街や駅でお囃子が聞こえ
そんな季節になったのかと
夏の訪れを感じる
まわりでは
毎年好きな鉾や山のちまきを買いに行ったり
お祭りに行く人の浴衣を着付けたり
そんな話も聞く
去年から今年にかけ
京都の歴史や魅力に触れる機会が多く
新たに知ることが新鮮でならない
自分の住む街のことを調べたり
歩いてみたりすると
意外に小旅行気分になったり
世界が広がったりする
そんな自分の中の小さな変化は
ほんの少しストレスを消し
なんとなくしあわせに向かっているような気がする