ノーベル医学生理学賞に輝いた大村智教授
今回も【人間】が素晴らしい方が受賞された!!
笑顔はチャーミングだし
これまでの足跡は素晴らしい人格を物語るし
インタビューでネクタイを気にするおしゃれな人
亡くなられたお連れ合いにまず感謝を捧げるところ
とても80歳の男性には思えない
アメリカでの経験だろうか?
発言の数々が素晴らしくて
引き込まれてしまった
僕は役に立つ物質を作るんじゃなく
見つけているだけ。
だから微生物へのリスペクトを忘れない。
やったことは大体失敗するわけです。
うまくいかなかったり
失敗したりしていましたが
でも何回か繰り返すと「またやろう」と思って
やる気になるんです。
絶えず失敗しないとだめなんです。
成功した人は失敗のことは言わないんです。
私もそうでしたが
成功の影にはその何倍もの失敗がある。
そのことを忘れないで欲しいですね
私は人まねはしません。
まねをするとそこで終わり。
人のまねをやっていては人を超えられない。
どの言葉もわたしは染み入るようなのだが
あなたはどうだろう?
何かこころに響くものがあっただろうか
【人のまねをやっていては人を超えられない】
わたしはこの言葉を読んで次へ進みながら
何か引っかかって何度も読み返した
初めてのことをやるとき人のまねから入る
例えば今わたしは合気道を始めたばかり
先生や有段者、先に始めている人のまねをしている
まずカタチを覚えることが必要なので
ひたすら見て先生の言葉の誘導で
からだを動かしている
カタチを覚えて
ひとりで動けるようになるのが次の段階だ
モノには段階があって最初はまねから入る
すごいなぁと思う人がやっていること
ファッションや持ち物 発言
実際やってみたら
本当に自分に合うのか違和感がないか
もっと好きになるのかなどいろいろわかる
本当にそれを続けてゆくのなら
いつまでも【まね】ではいけないのだ
そのことを取り入れて自分のフィルターを通して
それがどう変化・発展するか
そこが大切だ
看護技術を教科書や授業で学び
実習で実践し友達のやり方を見学し
先輩の助言や実際から学ぶ
現場に入って何度もやって
自分オリジナルができてくる
どんどん上手になる 時間も短縮される
きっとあなたもたくさんの【自分オリジナル】を
持っているだろう
看護に限らず生きてゆく上で
「人を超えよう」そう思って始める人はいないだろう
ある時を境に「この道を行こう」と決めたら
「自分に負けないで続ける」気持ちが生まれる
具体的な目標となる人がいる、という人もいるだろう
誰も目標としていない、という人も案外いる
多分わたしは後者の部類に入る
要するに【自分】が最大のライバルで壁なのだ
ちょっとした失敗で落ち込んだり
誰かと自分を比べてしょぼんとしたり
努力を止めてしまったり
いろいろな時がある
そのブレーキをかけてしまうのも【自分】だし
背中を押すのも
がむしゃらに進むのも【自分】だ
そうして日々コツコツとちっちゃい葛藤を繰り返し
【自分オリジナル】を深めてゆく
誰のものでもない自分の人生を生きてゆく
誰に認められなくても褒められなくても
自分がやると決めて自分がやっている
そこの覚悟ひとつだ
つい誰かのせいにしたくなる
自分が選んで決めてやっていることなのに
人は関係ない
そんな当たり前のことを
日々見失い、取り戻し、確認し生きている
それだけ自分と向き合うことは
簡単なことではない
何か大きなことを成し遂げる人は
【孤独】とよく表現される
それはきっと
誰かに相談したり教わったりしながらも
結論を出したり決めるのは【自分】
失敗を重ねながら
苦しみ抜いてやらないと
大きなことを成し遂げることまで手が届かない
大村教授はそのことを言いたいのだと思う
人からどう言われるかを気にするのではなくて
今やっていることは
どんなふうに誰のためなのか
もっと高い視点で物事を考える
俯瞰して見てみる
そしたらまた踏ん張ることができるかもしれない
大村教授の言葉ひとつひとつが
染み入るというのは
今のわたしに必要なことなんだと思う