本質を見抜く・自分の軸となるものを見つめる映画「夜明けの祈り」「LION~25年目のただいま」*2017年9月に観た映画

 

 

1ヶ月過ぎるのが早い!

 

 

9月は

哭声(コクソン)

ショコラ 君がいて、僕がいる

マイ・ビューティフルガーデン

夜明けの祈り

LION〜25年目のただいま

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦

ラスト・プリンセスー大韓帝国最後の皇女ー

計7本を観た

 

 

1週間に1〜2本は観てたってことか!

観たいものが多かった

 

 

 

 

 

哭声(コクソン)

 

 

韓国映画

國村隼さんが出演している

怖い系の映画

 

 

もうちょっとストーリーがある

恐怖感なのかと思えば

ただ怖がらせる映画だった

 

 

ただ怖がらせ方は超一流で

國村隼さんの扮装も

日本映画でこれはないな、と思わせる(笑)

 

哭声 公式サイト

(有名人のコメントを読むと

もっとエンターティメントとして

楽しめばいいのかと思ったけど・・・)

 

 

 

 

 

 ショコラ 君がいて、僕がいる

 

 

肌の黒い人たちが

奴隷として扱われていた1800年代最後の頃

白人と組んで人々を笑わせた

実在した伝説の芸人コンビの物語

 

 

 

フティットの芸にまずびっくりしたが

チャップリンのお孫さんだそう

 

 

 

 

あらすじを書いても仕方ないが

2000年代の今でも

人種差別があることを考えると

 

 

 

1800年代も終わりの頃

肌の黒い人がスターダムにのし上がり

しかも相棒が白人だったことは

かなりセンセーショナル

 

 

 

サブタイトルに

どこかで聞いたフレーズが付いているが

言い当てているようで

どこか違和感を感じるのはわたしだけ?

 

 

 

チャップリンのお孫さん

ジェームス・ティエレは

これから要チェックの俳優さんだ

 

 

公式サイトはもうなかった

映画「ショコラ〜君がいて、僕がいる」を観るべき3つの理由

 

 

 

 

 

マイ・ビューティフルガーデン

 

 

 

たった2週間の公開で

庭を再生させる物語だと知って行ったけど

ちょっとファンタジックで

想像したイメージとはちがった

 

 

 

コメディタッチで

クセのある登場人物ばかり

 

 

 

確かに庭を再生させるんだけど

人が変わる物語だ

人と人との関係も

あたたかく描かれている

 

 

 

肩の力を抜いて

ホッとして観ていられる映画

 

 

マイ・ビューティフルガーデン 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

夜明けの祈り

 

 

これからの戦争は

ボタンひとつだと言われる

 

 

他国を攻撃し占領し支配することは

具体的にどういうことかを

この映画で教わる

 

 

第二次世界大戦という言葉の裏に

まだまだ

わたしたちの知らない事実がある

 

 

どんな命も差別しないで

大切に扱うことが

自分を大切にすることと同じだと

わたしたちはもっと学んだほうがいい

 

 

戦争になったら

女性はこんな目にあう可能性がある

ことを誰もが知ったほうがいい

 

 

明るさ、希望を感じるラストに

本当の強さは賢くて美しい

 

 

夜明けの祈り 公式サイト

 

 

 

 

 

 

LION~25年目のただいま

 

 

あの「スラムドック・ミリオネア」の少年が

こんな素敵な男性になって!

そしてあの映画とリンクする場面も

 

 

 

今回のサルーのこども時代の少年も

あの映画を思わせる

 

 

 

インドのリアルもさることながら

自分が迷子で探している家族がいると

思い出してからのサルーの苦しみ

 

 

 

同じような境遇で

オーストラリアの夫婦に引き取られた

マントッシュの存在も

単なる「いい話」から現実へ引き戻す

 

 

 

実際にあった話で

本当の母同士が抱き合う場面がラストに来る

迷子だったサルーも母も兄も

みんな同じ思いだったんだ

 

 

 

「英国王のスピーチ」の製作陣の作品

カオスのインドとオーストラリアの違いや

話題の俳優陣

子役の可愛らしさなど見所いっぱい

 

 

 

何かの瞬間に記憶が蘇る

その感じもすごく自然で

主人公にとって大事なシーンになってる!

 

 

 

ロードショーへ行こうと思いつつ

見逃していた映画

京都シネマ、やっぱりいい

 

 

LION〜25年目のただいま

 

 

 

 

 

ハイドリッヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦

 

 

ヘビーな内容は百も承知で観た

冒頭から嫌な胸騒ぎばかり

残虐なシーンもあるのでご注意を

 

 

あのナチスの圧政下で

こんな人たちもいたんだ

女性や高齢者でも協力する人がいたんだ

 

 

まさに命がけで

 

 

訓練を受けた彼らの

人間的なところが出てくる

それは〈弱さ〉だろうか?

 

 

わたしはその言葉を使いたくない

揺れ動き葛藤し間違い失敗するのが

人間だと思うから

 

 

見ていられなくて何度も目を覆う

凄まじい暴力に口を割ることを

誰が責められる?

 

 

なんともやりきれないが

これは史実に基づいた映画

 

ハイドリヒを撃て!公式サイト

 

 

 

 

 

ラスト・プリンセスー大韓帝国最後の皇女ー

 

 

韓国併合で翻弄される皇女の物語

韓国から見た日本も度々出てくる

侵略した国々の王子や王女を

人質としていた話は聞いたことがあったがー

 

 

 

エンターテイメントとしての要素が強く

強制連行されて働かされた韓国の人が

出てくるが

あんなもんじゃなかっただろう

 

 

 

終戦の日の日本の暮らしが

あんなもんじゃなかっただろう

と突っ込みどころもあるが

 

 

 

実に韓国映画らしく

わかりやすい悪役とハラハラドキドキの展開

ラブストーリーあり

 

 

 

最後の救いありで

リアリティよりも娯楽重視の映画なんだろう

 

 

 

徳恵翁主が

「私の頭の中の消しゴム」のあの女優さん

とは思えず

ものすごい熱演であることは感じた

 

 

 

そうそう戸田菜穂さんが出演されていた

日本の俳優さんが外国映画で

活躍するのは素晴らしいと思う!

 

 ラスト・プリンセス 公式サイト

 

 

 

 

さて2017年9月の中では

とっても迷うが

「夜明けの祈り「LION〜25年目のただいま」

 

 

この2本が

内容も素晴らしく

ラストに希望を感じさせる点で

おすすめしたい

 

 

後味がよろしくないものは

やっぱりね

 

 

ハッピーエンド、というよりは

これからも困難が予想されるけど

その中での希望の光を感じるもの

 

 

その光で

励まされたり

生きてることがはじまりだと

思えるから