〈COOL〉と聞いたら
どう捉えて、何をCOOLと感じる?
京都造形芸術大学1日体験で
写真の授業を受けてきた
卒業生の活躍や
どんな授業か?
そんな話の後
表現の世界がどれだけ自由で
アタマではないかを見せつけられ
流行りの「インスタ映え」のイの字もなく
与えられたお題は〈COOL〉
山に建っている大学を歩きながら
「わたしは何をCOOLと思うねんや?」と
自らに問いかけながら
フラフラ歩く
まず撮ったのがこれ
さっき習ったホワイトバランスを使って
同じものをいろいろに撮ってみる
うーん確かにカッコイイけど
【わたし】ちゃうやん
あ、わたしは
COOLをカッコイイと捉えました
うん
こういう規則的な感じも
カッコイイね
校内にいる猫ちゃんを撮ったり
水紋を撮ったり
工事してるとこにあるモンを撮ったり
いろいろ撮るんやけど
なんかピンと来ない
「ホンマにCOOLやと思ってる?」
「ただウケそうなとこ
撮ってるだけちゃうん?」
厳しいツッコミが入る(笑)
きっとカッコよく撮れるって
アタマでわかる
でもそれがホンマに
わたしが感じるCOOLかなぁ
そんなことをコテコテ考えながら
学内なのでネタも限られていて
時間だなぁと教室に戻る
たった1枚を選ぶのは大体目星がついてた
滅多にプリントなんてせえへんから
プリンターから出てきた自分の写真に
「わぁ」ってなる(笑)
やっぱり
いつもとちゃうやん
ええやん
なかなかええやん
山茶花の鮮やかさと
敢えて青っぽくした感じが
きれいを超えて〈カッコいい〉
散った花びらもなんとも言えん
この感じをファインダーで見たとき
「完璧!」って思った
みんなの写真をザーッと見て
一人ずつ1分程度のプレゼン
先生から少しコメント
それは評価じゃなくて
作品を補足する言葉だったり
わたしたちからもうちょっと引き出す
ようなコメント
いいとか悪いとか
うまいとか下手とか
そういうコメントは全くなかった
人がCOOLをどう捉えて
どういうイメージで
何をどういう風に撮ったのか?
それがすごくおもしろかった
もう一度並べてみんなのを見る
聞く前よりずっと写真がスッと入ってくる
そして自分がこれが1番!と思うものに
付箋を付ける
それを決めるのも真剣に楽しかった
わたしがこの中で1番カッコイイって
思ったものは
わたしだけの付箋しかつかなかった
オンリーワンのわたしの感覚
それは正しい・まちがってるみたいな
狭い世界ちゃうねんナー
もっと広くてやわらかくて豊かな世界
もっとどこまでも広がるし
手を伸ばすことができる
大事にプリントした写真を持ち帰る
その足で合気道の稽古やった
思わず誰かに見せたくなり
一緒に稽古した人にちらりと見せる
「パリの路地の奥みたい」って!
なんかものすご特別な気持ち
今朝SNSにアップした
プリントした写真を撮った写真を
評価がほしいんじゃなくて
わたしのCOOLを見せたかった
この特別な気持ちを
どこかに留めておきたかった
そう、ただそれだけ