出町座ができて
映画ライフ充実しています★
話題の「Greatest Showman」
ちょっと落ち着いてきたかな
そろそろ観に行こうかな
2月は7本観ました
あ、特記事項としては
映画監督さんのお話を聞く機会
が2回もありました
(*)←がついてるのがそうです
しかも同じ日!
希望のかなた
ヘヴンズストーリー(*)
南瓜とマヨネーズ(*)
星空
少女ファニーと運命の旅
サミーの血
希望のかなた
いつも不思議な雰囲気の映画を撮る
アキ・カウリスマキ監督
前作も〈難民〉を扱っていて
メッセージが込められた作品だけど
ちっとも重くない
下の公式サイトに
監督からのメッセージがある
ぜひ読んでみてほしい
映画はいつも
私の知らない世界を教えてくれる
忘れていたものを教えてくれる
無表情な人ばかりが出てくる
憎しみや暴力も無表情
愛や思いやりも無表情
自由に解釈していいと
監督に言われた気がした
ヘヴンズストーリー
4時間38分の長い長い作品
2010年に発表された
いつだったか1度観ている
劇場でなくギャラリーでの上映
しかも監督がお見えになるという
テーマは「罪と罰」
残されたひとはどう生きたらいいの
憎しみはどうしたらいいの
ひとは本当に変われるの
復讐に意味はあるの
愛って何
「わかったようなこと言ってんじゃねーよ」
って揺さぶられた
これを撮った瀬々監督が
ずっと心に残っていた
映画「64」が発表された時
前後編に分かれていて
このすごい小説を映画にしたのは誰?
と興味を持ったら瀬々監督だった
今回映画の後
旧知の間柄というギャラリーオーナーとの
トークで
「メジャーな映画は
いろいろ制約があって自由に創れない」と
言葉を濁していらした
この「ヘヴンズストーリー」を観たら
なんとなく仰ることがわかり
佐藤浩市さんや柄本明さんなど
実力派が出演されているのは
そんな監督への共鳴やろなぁ
今回の上映はDVD&ブルーレイが
発売された記念で
何回も観ないとわからない映画だから
とギャラリーオーナーが熱かった
満載の本
南瓜とマヨネーズ
人気のある女優さんらしいが
わたしはこの人がさっぱりいいと
思えなかった
なにやってんの、みたいなことばかり
腹が立つのはわかるから
彼の夢を応援する自分に酔ってるから
それを愛だと思うのが20代だから
不安定で馬鹿なことして
あんな20代をわたしも生きてたやん
最後のせいちゃんの歌が
ホンマのほんまに良かったから
公式サイトの「せいいち歌唱ver」の予告編を見て!
映画が終わってみたら
魅力を感じなかった女優さんが
友達みたいな気持ちになってた
監督さんの舞台挨拶で
「俺は自分が思ってるほど
女心がわからないわけじゃないのかなと
この映画の後思った」と
うん me,too
オダギリ・ジョーさまが出ているが
映画「エルネスト」が終わった直後だったとか!
やっぱりすげーわ
星 空
思い出すだけで
あの世界にきゅんとなる
童話のような絵本のような映画
色が何とも自然で
折り紙や森や金魚の命の感じが
記憶に鮮やかに残った
まだ幼さが残るふたりの
今だからこそのみずみずしさが
とてもさわやか
〈あれがわたしの人生を変えた〉と
ずっと覚えているような出来事が
ひとにはあるのだ
生きていればあるのだ
台湾の国民的人気絵本作家
少女ファニーと運命の旅
小さい子といるときのファニーは
すごくお姉さんに見えるのに
ファニーだけを見ると〈女の子〉
こどもが
こどものままで暮らせる世界
ーこどもにこんな経験をさせてはいけない
誰もが愛し愛されて生きる世界
ー本当の豊かさの究極は
「争わないこと」かもしれない
勇気っていろいろあるんやな
〈勇気〉だって気がつかない勇気もある
無愛想だとか変わってるとか
表面的なことはどうでもいい
大事な時に
自分がこれだ!と思える行動が取れるか
これだ!と思えても
それに従って行動できないなら
話にならない
以下のサイトに
ファニーへのインタビューがある
(実在の人物)
国境を越えるまでも命からがらだが
戦後の混乱を考えると
よくぞ生き抜かれたと思う
サーミの血
こどもの頃インディアンは
架空の昔話のように思っていた
大人になって
インディアンは先住民族で
世界中いろんなところにいると知った
日本ではアイヌの人々もそうだ
スウェーデンの先住民族サーミ人を
この映画で初めて知った
1930年代とは言え
あまりの偏見と差別
この少女のように
欲しいものは欲しい
やりたいことはやりたいと体当たりする
誰だってそれができ許されるはず
老いた少女の複雑さと
あのなんとも言えないラストが
納得できる映画だった
今月もいい映画を観た
ナンバー1は「 星 空 」
こどものときの記憶や経験
もっと大事にして生きていいねんや