怒涛の”映画で世界旅行”!「ゴッホ 最期の手紙」「バーフバリ」「愛して星に」「永遠のジャンゴ」*2018年3月に観た映画

 

 

観たい映画が目白押しの3月でした

 

 

 

ひとつは

いつも行く京都シネマさんの

2017年度Best10上映があったこと

 

 

 

チケットが当たったり

無料上映会に行ったのも

今月沢山観られた理由です

 

 

 

 

The Greatest Showman

ゴッホ 最期の手紙

Baby Driver

わたしは、ダニエル・ブレイク

女神の見えざる手

愛して星に

バーフバリ 伝説誕生

バーフバリ 王の凱旋

メッセージ

永遠のジャンゴ

ドリーム

はじめてのおもてなし

 

 

 

 

 

 

まずは💦

2月に観ていたのに抜けていた作品から

星くず兄弟の新たな伝説

 

 

 

ラジオに監督の手塚眞さんが出ていらして

(なんとあの手塚治虫氏のご子息)

インタビューを聞いてこの映画を知る

 

 

 

1980年代に作られた映画の第二弾

出演者が多彩でユニーク

「ギョーカイの文化祭」みたいだった

 

 

 

夏木マリさんの本気メイク

浅野忠信さんのギター演奏

ラサール石井さんのナース姿!

野宮真貴さんのガイドさん

 

 

 

ま、見どころたくさん(笑)

バカバカしいけどキュートです

 

 

 

わたしとしてはカンとシンゴが

なぜか女性になって

そのふたりがさわやかセクシー!

荒野でロックを歌うシーンが

すごくよかった

 

 

 

こんな時代を笑い飛ばそう的な

ミュージカル

アホになった方が楽しい!

 

星くず兄弟の新たな伝説 公式サイト

 


 

 

 

The Greatest Showman

 

 

 

絶対「観たい」と思って行ったものの…

歌やダンスは素晴らしいし

ストーリーも淀みなく流れる

 

 

 

が、しかし

しかし、やねん

 

 

 

隠れて生きていた異形の人たちが

活躍する場ができて

生き生きとショーをする

 

 

 

「誰でも堂々と生きていい」

素晴らしいテーマなのに

なぜかヒュー・ジャックマンのための映画

になってしまい

 

 

 

やたら騒がしく

盛りだくさんすぎて

大事なところがさらりと流れてしまっていた

 

 

 

「過剰」やねん 要するに

あれだけのプロモーションをするだけあって

相当にお金をかけた映画でもあり

 

 

 

これでもか これでもかの「過剰さ」

ぐったり疲れて帰ってきた…

 

THE GREATEST SHOWMAN 公式サイト

 


 

 

 

ゴッホ 最期の手紙

 

 

 

これはすごい

125名の画家がゴッホのタッチで

絵を描いた「動く油絵」にまず釘付け!

 

 

ゴッホの最後は謎に包まれている?

わたしはよく知らなかったけど

自殺とされているらしい

 

 

だけど殺人ではないか?

彼の最後をたどるある青年

時折実写が効果的に入り

その豊かさや迫力に息を飲んで観ていた

 

 

京都で

ゴッホ展が開催されている時の

出町座での公開

 

 

ゴッホ展観に行きたかったな

映画を観たから痛切に思う

 

 

原田マハさんの作品も

こんな風に映画になったらいいなぁ

 

 

あ、でも日本ではこんな手間暇かけた

映画はつくれないだろうなぁ

 

 

 

予告編のイッセー尾形さんの声での紹介

も素晴らしい

 

ゴッホ 最期の手紙 公式サイト

 

↑サウンドトラック(CD)

↑ DVD

 

 

 

 

 

Baby Driver
 

 

1月に観た映画だったが

オールナイトで観て

明け方だったので意識がなくなった

部分があったような気がしていて

 

 

京都シネマの会員向け無料上映会

にかかったのでもう一度観た

やはり20分ほど寝落ちしてたみたい💧

 

 

主人公のアンセル・エルゴートの目が

とてもいい

鋭くて何を考えてるのかわからなくて

 

 

音楽も素晴らしく

彼が踊りながら街を歩いたり歌う場面は

なんとも若い男子らしく

 

 

この俳優さんは

プラダのモデルもしているらしいが

汗や体温まで伝わるような不思議な魅力

(セクシーということではない💦)

 

 

彼の里親役の人が

とってもよかったなぁ

 

 

耳が不自由でスピーカーに手を当てて

音を感じたり

 

 

主人公が逃げる途中に

施設に里親さんを預ける

彼のことがわかるように

録音するシーンも素敵だった

 

 

目を覆うシーンもあるが

スピード感あふれる人間味もある映画

絶対劇場で観たほうがいい!

 

Baby Driver 公式サイト

 


 

 

 

 

 

わたしは、ダニエル・ブレイク

 

 

 

社会派ケン・ローチ監督作品

予告編を見てこころが動いた

 

 

 

こんなにモノが溢れているのに

一生懸命働いても

食べるに事欠くひとがいる

働きたいのに働けないひとがいる

 

 

お役所の実にめんどくさい

まわりくどいやり方が

とても丁寧に描かれている

 

 

誰のためのお役所か

何のための窓口か

 

 

とてもかなしい最後だった

「ただ そこにいるだけでいい」

そんな言葉が浮かんだ

 

わたしは、ダニエル・ブレイク

 


 

 

 

 

女神の見えざる手

 

 

「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」

のヒロイン ジェシカ・チャスティンが

ここではガラリと違うキャラクターで大暴れ

 

 

時あたかも またアメリカで銃乱射事件

銃規制は急がれる課題

これをめぐっての駆け引きに息を呑む

 

 

ここまで嫌な女になりきる強さ!

でも、そうでもなかったりする

そこがあるから共感できる

 

 

まー、しかし

こんな世界で生きて行くって疲れるやろな

わたしも疲れた、見てるだけで(笑)

 

女神の見えざる手 公式サイト

 


 

 

 

 

 

愛して星に

 

 

大阪アジアン映画祭というのがあって

ラジオでのプレゼントに当たった

合気道を休んで行ってきた(笑)

 

 

フィリピンの映画自体が初めて

同じアジア

 

 

「家族」の絆の強さ

親とこどもが何度も何度も

言葉で「愛してる」を伝え合う

「それはないわ!」ちょっと引いた(笑)

 

 

フィリピンの美しい自然

わたしも行ったことがある

ご飯とおかずをワンプレートで食べる

あのスタイルも体験してきた

 

 

肌も髪もわたしたちによく似た人々

だけどちがいを見つけては

あぁ異国なんだと思う

 

 

終了後、監督とプロデューサーの話を聞いた

女性監督の作品で

そういや女性らしいみずみずしさを

感じる映画だった

 

 

愛して星に 大阪アジアン映画祭映画紹介ページ

 

 

 

 

 

 

 

バーフバリ 伝説誕生

 

 

ノーチェックだったけど

出町座さんで観た人たちの熱さに

ほんなら観よか、と2本続けて観た

 

 

濃 い !

めっちゃ濃い!!

 

 

インド映画やから

出てる人からして濃い(笑)

 

 

歌い踊り 笑いあり

壮大な歴史が絡む

インド映画らしい熱さ(笑)

 

 

ボリウッドでは

「きっとうまくいく」「pk」を抜いたとか

 

バーフバリ 伝説誕生 公式サイト

 

 

 

 

バーフバリ 王の凱旋

 

 

「伝説誕生」から続けて観たら

めっちゃ疲れたー

 

 

結構戦闘シーンや

残虐なところもあるから

おもしろいけどご注意を

 

 

ものすごいエネルギーに満ちている映画

パワー負けしそうなぐらい

やっぱりインドすごいわー

 

 

バーフバリ 王の凱旋 公式サイト

 


 

 

 

 

 

メッセージ

 

 

ロードショーを見逃して

京都シネマ2017ベスト10に入って

やっと観ることができた

 

 

なんだか神秘的な映画

もひとつ理解できないところはあるが

 

 

宇宙は想像を超えるくらい広くでっかく

今、わたしたちがわかっていることなんて

ほんのわずかなんだと思う

 

 

彼らがやってきたのは

かなり先を見越してのことだったようだが

地球人のものさしで判断しても

かみ合うはずはないのだ

 

 

ルイーズが

言葉の認識を一致させるところが

絶対に必要だと主張したように

 

 

相手を理解できない時

恐れや焦りや不安が〈怒り〉となり

過剰な防衛や軍事的な対処へとなるあたり

 

 

人間のおろかさをズバリ指摘している

 

 

「ちょっとわからない感じ」は

意図されたもののよう

そのことに触れたサイトの記事を

公式サイトの下に貼っておく

 

メッセージ 公式サイト

https://ciatr.jp/topics/305768

 

 

 

 

 

 

 

 

永遠のジャンゴ

 

 

この映画を観て1週間ほど経った頃

ラジオに佐藤竹善さんが出てらっしゃって

「ジャンゴ・ラインハルト」のお話!

 

 

そしてジャンゴのギターを前奏に入れた

彼らの曲「Together」

これはシンクロよね

 

 

「音楽が俺を待ってる」

どんなに遅刻しても

彼が演奏すると観客を引っさらって行く

 

 

ナチスはユダヤ人だけでなく

ジプシーもジャズも追い詰めて行く

 

 

【自由】の意味や素晴らしさは

ナチスを扱った映画を観るとよくわかる

多くの人を洗脳する方法も

 

 

全編音楽が素晴らしい

暗く重い時代に人々を解き放つような

音楽のチカラを感じた

 

 

「少女ファニーと運命の旅」に出ていた

セシル・ドゥ・フランスが

ここでも命がけでナチスに抵抗する

 

永遠のジャンゴ 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

Dream

 

まだ興奮冷めやらない

ロードショーを見逃して

京都シネマ2017ベスト10でようやく鑑賞

 

 

優秀な3人の女性たちの明るさ

ユーモア・バイタリティに元気が出る

主人公がズバ抜けた美人でもないところが

なんともまたいい(笑)

 

 

 

そしてケビン・コスナーがいい上司役!

「ムーンライト」に出てたマハーシャラ・アリ

を「どっかで見た、この人誰やっけ?」

 

 

彼のプロフィールを読んで「そうや!」

やっとスッキリ

 

 

しかも「ムーンライト」で

マハーシャラの恋人役をやってたのが

ジャネール・モネイと知って

またまたびっくり

女優さんって作品で別人になる!

 

 

本当は差別はもっとひどかったやろし

彼女たちの歩みも

もっと困難やったと思う

 

 

だけど負の歴史を映画にできる

(まだ差別はありますが)

アメリカはすごいし

そんな作品がヒットすることも

素晴らしい

 

 

勝ち負けじゃないけど

器がちがうなーと思わせる

まさにDream Movie

 

ドリーム 公式サイト

 


 

 

 

はじめてのおもてなし

 

 

ドイツ映画

よく言われることだけど

やっぱり日本とドイツは似ている

 

 

そして先進国で豊かな側面はあるが

社会が疲弊していると言うのか

問題は山積しているところも

 

 

これまたテーマは【難民】

コメディタッチなホームドラマ

 

 

「難民のせい」で

国内に困ったことが起こっている

この考え方はまちがっている

 

 

問題の根本をすり替える考え方だと思う

目先に敵を作ることは

体制側の常套手段

 

 

これは日本も同じ

それを笑いながら考えさせてくれる

 

 

排斥しようとする人たちは

難民の存在を恐れていたり

他への怒りをぶつけたいだけだったり

 

 

ほとんど難民を受け入れない日本

受け入れるあまり非常に大変なドイツ

世界とか人類という視点を今こそ

 

 はじめてのおもてなし 公式サイト

 


 

 

 

 

3月はナンバーワンなんて勘弁して💦

 

 

好き好きだけどおすすめは

 

 

アートが好きな人は「ゴッホ 最期の手紙」

 

ありあまるエネルギーを持て余す人は

「バーフバリ」

 

音楽好きは「永遠のジャンゴ」

 

夢と勇気と元気が欲しい人は「Dream」