「おにぎり」?「おむすび」?
ーわたしはずーっと「おにぎり」
「おにぎり握って」と言われたら
どんなカタチになる?
ー三角に近い感じかな(近いって-笑)
「羽釜の土鍋で炊いたごはんで
おむすびを作ろう」イベントに行ってきました
↑ こういう本が出版された記念
「おむすび」ってえらい唐突ですが
この記事を読んでもらったら
少し「おむすび」の魅力が伝わるかな
宮本しばにさん(食と道具の研究家)
写真担当の野口さとこさん(写真家)
お二人が前で
ミシマ社(京都の気になる出版社!)の人から
インタビューされる感じ
会場の後ろでは
4つの羽釜でごはんが炊かれている
実に不思議な光景(笑)
壁には
本に載っているおむすびの写真が
額に入って飾られているんやけど
なんかほのぼの
あったかい写真なのよね
お話の後
熱々のごはんでおむすびを握った
素手で握るなんて
ものすごーーーく久しぶりなこと!
その前にしばにさんが
「上手にやろう、とか
きれいに握ろうとか
そんなの全然いりませんから」ときっぱり
おむすびって
その人らしさが出ると力説
知らない人同士でわいわい言いながら
手のひらを真っ赤にして
羽釜からおひつに移された
湯気がもうもうと上がる白いごはんで
おむすびを握った
熱々のごはんを両手で転がしながら
「わたしのおむすび」とただそれだけを思い
なんとなくカタチになり
ぎゅっとは握らなかった
1個目
やさしいまるのようなおむすび
2個目
ちょっとさんかく?なおむすび
3個目
さんかくのおむすび
が出来上がった
おひつのヒノキの香りと
炊きたてのごはんの香りがたまらなくて
わたしのおむすびにかぶりついた!
しばにさん特製のカレーのふりかけ
(その場で作ってくれた)
乾(ほし)海苔っていう
生海苔を乾燥しただけの海苔を
しばにさんが炙ってくれたもの
カイワレが入ったお味噌汁と一緒に
テーブルが一緒になった3人の人たちと
一斉に「おいしい!!」
夢中で頬張る(笑)
ほぼ「転がしただけ」のわたしのおむすびは
食べていたらボロボロ崩れて
それが実にわたしらしいなぁとしみじみ
羽釜の土鍋で炊いた
みんなで食べた
ふりかけと海苔とお味噌汁が良かった
自分で握った
しばにさんが吟味したお米だった
おいしい理由はいくつも!
さっきまでひと言も話さなかった人と
自然に言葉を交わしてた
そうそう忘れてた
自分で握った3個のおむすびのうち
1番これだ!と思うものを
テーブルごとにひと皿に盛り付けて
おむすびの集合写真(笑)
その写真の撮り方を野口さんがレクチャー
屋根がある半屋外の光のもとで
こんな風に撮ると美味しそうだよ、と
みんな「ほぉーぅ」と
そして撮影
実はわたし以前から
野口さんを時々チェックしてた
この時間を楽しみにしてた
実は実はって続きますが
しばにさんとお会いするのは2回目で
前回はすり鉢料理の本を出された時
その時も
すり鉢やほうろくの使い方を習い
おいしいものを食べた記憶が
ゴマをほうろくでゆっくり炒って
香りを楽しむ
ゴマをすり鉢でする音・感覚・香り
五感で料理することを楽しむって
大事なことを教わったのね
今じゃ、その時買った
調理してそのまま出せるすり鉢と
ほうろくとともに豊かな暮らし
その時の記憶はかなり薄れていたけど
今回お会いしたら
ありありと思い出して
思わず空き時間にしばにさんに
そのことをお伝えした
とても喜んで下さった
あれは去年でした?と聞くと
確か2年くらい前です、と
こんな素敵な再会
「おむすび」と「野口さん」で
行くことを決めたんだったが
(しばにさんのお名前をちゃんと読んでなかった💧)
なんかそれ以上に素敵なことがいっぱいの
2018年前半終了の日だった
とても満たされて
しあわせな気持ちで帰ってきた
今日出会えた人たち
交わした言葉
今のわたしがわたしのために
大事に作ったおむすび
「ご縁を結ぶ」とも言うから
これからは「おむすび」って言おう
宮本しばにさんの素敵なサイト
http://studio482.shivaniiskitchen.com/
京都の噂の出版社 ミシマ社