昨日お灸のワークショップへ行ってきた
暑い時に温めるってどうよ?
わたしもそう思った・・・
暑さで食欲がない
だるい
クーラーで冷えた
お腹の調子が悪い
夏にありがちな不調
食欲がなければあっさりしたもの
冷たいものを控える
そういう症状に対する対応は当たり前にやっているだろう
からだは全部つながっている
血液や神経やリンパで
東洋医学では経絡で
流れが滞り不調が起こる
滞りを押したり温めたりして
流れを再開させる
先生がどこかで刈って乾燥させたヨモギを
持ってきて下さって手でもみほぐす
ヨモギの香りがしてくる
三角にまとめてお灸のできあがり
薄いショウガ片に載せて
手の甲側親指と人差し指の付け根<合谷>(ごうこく)に
もくもくと煙が出る
ゆっくりあたたかくなり熱いくらいになったら取る
右をやったら左も 何事もバランス良く
<合谷>は万能のツボ
目や首肩こり・お腹・痛み・頭の病気・メンタルと
守備範囲が広い
次は市販のもぐさの小さなカタマリから
米粒ほどを取ってコルクのコースターで
優しくすり合わせる
親指の爪くらいの細長いもぐさになって
その3分の1ほどをツボに立てる
(自分のつばをつけて)
お線香で火をつけると一瞬で黒くなり
ツボにチリッとした痛み
あと2回同じツボに残りのチビ・細長もぐさでお灸をする
こういうシールで固定でき
手元で火をつけてからツボに置けるお灸も
肩に貼ってみる
見たことがないお灸もいくつかあって
棒灸と言う もぐさがスティック状になっていて
差し込んだ部分に熱が伝わり広い範囲を温めることができるもの
このしくみで懐中電灯ぐらいの大きさで
肩から肩甲骨を温めてもらい夢心地
「熱い」という感覚はなくあくまでも「あたたかい」
箱灸と言ってお腹にこの木箱をのせるもの
(ほのかにあたたかい程度であくる日のお通じが
素晴らしく良かった)
爆笑だったのが「くるみ灸」
横になりクルミの殻を目の上にのせもぐさを置く
ずらりと目から煙を出した人が横になっている様子は
怪しさ満点だった・・・
わたしもやってもらったが
右目があたたまらず2回目をしてもらう
終えて目を開けた時 世界がくっきりと違って見えた☆
こちらのブログで写真を公開して下さっています
クルミ灸体験 機会があれば是非
顔のツボに棒灸をする「美容灸」
肩と腰に棒灸
目にクルミ灸
足の<足三里><三陰交><太衝>にもぐさ
ほとんどやって頂いたが
昨夜から暑さと疲れがあったにもかかわらず
かなりマシ
今朝の寝起きもスッキリ
いい睡眠を取ったようだ
ゆっくりじっくり効かすもので手も時間もかかる
個人によって効き目や感じ方は違うが
わたしは「はっきりしない不調に効く」と感じた
何よりあたたかさを感じて
のんびりゴロリとしているのは気持ちが良い
ヨモギの香りを感じながら
目を閉じていると不思議と静かな気持ちで
余計な雑念も消えていた
自分のからだをケアする時間
暑い夏だからゆるゆると
立ち上る煙を眺めながらお灸タイム
滋賀県の薬草の宝庫 伊吹山のお灸