人間って厄介で美しいね「グリーンブック 」「女王陛下のお気に入り」「ギルティ」*2019年4月に観た映画

 

 

「令和」で大騒動ですねー💦

わたしは

「そんなん どうでもええやーん」です

 

 

 

さて、4月に観た映画は以下です

  • バーニング(劇場版)
  • 記者たち
  • ROMA
  • グリーンブック
  • たちあがる女
  • 女王陛下のお気に入り
  • ザ・プレイス
  • あん
  • ギルティ

 

 

*感想の後にDVDの画像で紹介しています。

こちらから購入頂きますと、わたしへの応援になります。

できるだけリーズナブルで送料無料を選んでいます。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 バーニング(劇場版)

 

 

高い評価を受けていて

意味深な予告編

観ようかどうしようか、と迷ってたけど

 

 

出町座さんの「今年の名作の1本」だったかな

そのひと言で観てみた

 

 

得体の知れない恐怖、というのか

ベンのさわやかでジェントルマンだけど

大きな虚しさを抱えているような感じ

彼の落ち着きと

 

 

ジョンスの寂しさ、不安が増大する感じが

あのラストまで引っ張る

 

 

原作は村上春樹氏

わたしは彼の本を読んでも

さっぱりわからないタイプで(笑)

 

 

この映画はうーん・・・

人間の多面性、残酷さみたいなものを

表現したかったのかなぁ・・・

 

「バーニング」公式サイト
原作:村上春樹氏 「納屋を焼く」

写真はないけどDVDはこの上

 

 

 

 

 

 記 者 た ち 〜衝撃と畏怖の真実〜

 

 

アメリカがイラク戦争に踏み切った時

ほとんどのマスコミが賛成側に回り

ただひとつナイト・リッダー社だけが

その嘘を暴き新聞を発行した

 

 

 

当時、彼らは嫌がらせやバッシングを

受けたけれど

結局、大量破壊兵器などどこにも存在せず

たくさんの罪のない人々の命を

無駄に奪った戦争だったことが

はっきりわかった

 

 

 

その流れの最初をつくったのが彼らだった

 

 

 

一方的に「これが正しい」と流される情報

国民の気持ちをひとつにして

さも正義の味方のように戦争を仕掛けた

 

 

 

これ、どこかで聞いたことある

そう、ナチスのやり方

そう、関東大震災の時の朝鮮人大虐殺

そう、日本軍が中国を侵略した時

 

 

 

だから怖いねん

何かを利用して世論を高め

熱狂する国民をひとつの方向へ誘導する

 

 

 

今の「令和」騒ぎに嫌な気配を感じるのは

これなのね、わたしは

 

 

 

って、話が逸れたけど

 

 

 

受けを狙う、とか

流れに乗る、とか

出世する、とか

 

 

 

それよりジャーナリストとして

やるべきことは「真実を報道する」

実にカッコいい男たちに惚れ惚れ

そのパートナーの賢さと愛

 

 

 

そしてあのギリギリの時に

「これはおかしい」とナイト・リッダー社に

協力した人たちの勇気も見どころ

 

 

 

字幕は池上彰さん

 

記者たち〜衝撃と畏怖の真実〜公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 R O M A

 

Netflix(劇場公開されない映画)が

アカデミーやゴールデン・グローブ、その他で

高く評価された話題作

 

 

予告編で見て

白黒でシャープな映像

伝わるクオリティの高さに観に行った

 

 

1970年代のメキシコ

当時の白人家族の暮らし

家政婦の若い女性は南米のひとだろうか

白人ではない→ここに当時が濃く出ているように思う

 

 

子育てまで家政婦の仕事?

住み込みだけど休みは自由で

言いにくいことも雇用主に伝えるあたり

文化のちがいを感じる点がいくつも

 

 

時代の波も

なんでもない日常も

変わらぬ男女の揉め事も

美しい映像でさらりと描かれ

ドキュメンタリーのよう

 

 

ストーリーがあるようでないが

映画の新しい時代を感じた

 

ROMA 公式サイト

 

 

 

 

 

 

グリーンブック

 

 

内容はなんとなく聞いていたので

タイトルの意味を知らずに

何かミスマッチ的な感じを持っていたが

ここは観たらわかります

 

 

 

「ムーンライト」や「ドリーム」で印象的だった

マハーシャラ・アリが孤独なピアニスト

体重をかなり絞ったんではないかな?

 

 

 

トニー役の俳優さんは覚えがなかったのだけど

友達から

「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンやで

と聞いて

 

 

 

観たんやけど、すでに記憶なし(笑)

写真見て、あまりの別人ぶりにびっくり

こちらはイタリア男性役のために

かなり体重を増やしたらしい

 

 

 

黒人を蔑視していたトニーが

そんなに嫌な奴でもなく

 

 

 

トイレや食事、宿泊での

えげつないまでの黒人差別

今は英雄の有名ミュージシャンが

黒人というだけで

暴力を受けたエピソードも出てくる

 

 

 

長い旅をする中で

なぜドナルドがトニーを選んだのかもわかる

そして二人がそれぞれに

様々に葛藤や矛盾を抱えた同じ人間で

許し合い受け入れる良いシーンがたくさん!

 

 

 

 

さらけ出して ぶつかり合ってこそ

こころは動いて自分のことがわかり

相手のこともわかるねんなぁ

 

 

 

10出会いがあれば関係が発展・続く人って

1あるかないか、がわたしの感覚

それを思うとトニーとドナルドは

やっぱり奇跡って言うてもええんちゃう

 

 

 

これも実在の人物をベースにした物語

 

グリーンブック 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

  ち あ が る 女

 

 

タイトルに思いっきり引いていて

観ないつもりだったけど

アイスランドの映画で

ユーモラスな雰囲気も感じて鑑賞

 

 

ハイテクの捜査技術の高さは怖いし

女性の引くぐらい体を張った実力行使!

折々に出てきては意味深に歌われるウクライナ民謡

そしてブラスバンドがうっすらユーモラス

 

 

リアルだけどコメディタッチで

双子の姉の愛とアイディアに

主人公と一緒に驚きやられた・・・

 

 

 

そしてウクライナで親を亡くした少女と

出会うシーンで

あの体を張った主人公の繊細さに

「ママになりたかった」気持ちを感じたー

 

 

 

ラストシーンは痛烈

 

たちあがる女 公式サイト

 

 

 

 

 

 

女王陛下のお気に入り

 

 

この女優さんたち3人

どの人が賞を取ってもおかしくない

女王役の人が主演女優賞を取ったが

 

 

アン王女はお飾り状態で政治を理解しておらず

そのアン王女を巡って

えげつないまでの女の戦い

 

 

何が欲しかったんだろう

アン王女は「自由」かな

サラは「権力」

アビゲイルは「豊かな暮らし」かな

 

 

満たされない3人の女たち

わたしが彼女だったら?と想像してしまう映画

 

女王陛下のお気に入り 公式サイト

ザ・プレイス 運命の交差点

 

 

懸賞である映画館のチケットが当たり

誘った友達の観たい映画

(もちろんわたしも興味あった)

 

 

 

カフェの片隅だけが舞台

登場人物の会話だけで話が進む

 

 

 

人間って、どうしようもなく愚かで

欲張りで思い込みが激しくて

良いひとなんやろう

 

 

 

ありえないこと 例えば殺人やレイプ

をやれば願いが叶うと言われて

躊躇したり思い切ってやってみたり

実際やってみて起こった事実と

ちがうことを話したり

 

 

 

あの男は運命を司る神さまなのだろうか

善悪を取っ払って ただ傍観者として観た

誰もが「人にどう思われるか」

これを気にせず生きるって

ほんまにむずかしいこと

 

 

 

男にも葛藤があり自ら動き出す

そう、どうであろうと自らで切り開いて行ける

あのノートに何が書かれていても

 

ザ・プレイス 運命の交差点 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 あ ん

 

 

多分4回目の鑑賞

こちらにも書いたが・・・

 

 

 

「泣く」って必要なことやなぁ

「感情を出す」とも言える

 

 

 

徳江さんは人知れず

たくさんたくさん泣いてきた人やろ

千太郎さんは

「泣いたらあかん」って

歯を食いしばってきたひとやな

 

 

 

千太郎さんの涙に泣き方に

よかったねぇ、泣けて

やっと泣けたねぇ

 

 

 

だから、あのラスト

あの表情、顔色、声やねん

 

映画 あん 公式サイト


原作本 (送料別)

 

 

 ギ ル テ ィ

 

 

年明けに知って ずっと観たかった映画

ミステリーというよりは

心理ものって感じかな

 

 

 

優秀な警察官?

明日の裁判?

 

 

 

いかにわたしたちって騙されやすいか

表面しか見えてないかに愕然とする

 

 

 

これはこれで良作なことは間違いないが

少し前に観た「ジュリアン」の方が

わたしはひっくり返ったかなー

 

ギルティ 公式サイト

 

 

 

 

 

 

4月は・・・

1 等賞は

「記者たち〜衝撃と畏怖の真実〜」

ハートウォーミングにさせてくれたNo.1

「グリーンブック 」

あなたがいなくて寂しい・特別賞

「あん」

 

 

 

5月も素晴らしい映画に出会えますように

 

 

たまーにこちら

「旅にまつわる映画」を紹介しています

「旅」という括りで映画を集めてみるって結構楽しい

よろしければ、ご覧下さい