時が止まってくれたらいいのに「君の名前で僕を呼んで」「メモリーズ・オブ・サマー」*2019年7月に観た映画

盛夏お見舞い申し上げまする

今日は異世界にトリップする映画を観てきて

やっぱり映画はいいなぁ!と改めて

 

 

あ、それから京都みなみ会館が

リニューアルオープンのニュース!

嬉しいなぁ

 

 

 

さて、7月は4本鑑賞しました

 

  • 君の名前で僕を呼んで
  • 慶州
  • 少年と自転車
  • メモリーズ・オブ・サマー

 

 

どれも、夏の映画だったような・・・

 

 

 

 

 

君の名前で僕を呼んで

 

 

何度か紹介している大好きな映画

 

 

 

イタリアの夏が舞台

泳いだり昼寝したり自転車で遠出したり

うらやましいようなバカンスでの

「とても美しいひと夏の恋」

「男性同士の恋」

 

 

誰かに魅かれるのは

ごく自然な気持ちであることが描かれてる

 

 

その人ばかりを目で追ってしまう

その気持ちに反発するような言動を取ってしまう

気持ちが抑えきれなくなって

その人に近づいてゆく

あぁ、そうやそうや 恋ってそんな感じ

 

 

美しい場面だらけだが

特にいいなぁと思うのは

エリオの両親ともに息子の気持ちに気づき

ふたりの関係に気づきながら完全放置

騒ぎ立てない

 

 

それでいて最後に二人で過ごせるように

考えてやったり

 

 

さよならしてきたエリオが親の前でも

涙が止まらない

母は黙って彼を優しくさする?なでる?のだ

 

 

父は「今の悲しみを、なかったことにしてはいけない」と

息子の経験を、でっかい気持ちで側で見つめる

 

 

時間が経って、久しぶりに彼の声を聞くエリオ

うっすら涙を溜めて暖炉を見つめる

長い長い沈黙

そっとしておく両親

 

 

こうして人は大人になってゆく

 

君の名前で僕を呼んで 公式サイト

 

 

 

 

慶州(キョンジュ)ヒョンとユニ

 

 

「22年目の記憶」「ラスト・プリンセス」で知った

パク・ヘイルがなぜかモテる

そして静かにコミカルな役

 

 

今と過去が交差するファンタジックなストーリー

正直よくわからないけど

細部に尻尾が見える、と言うのか

 

 

サイトで監督が

「映画は事実を描くものではなく記憶を映すもの」と

語っているが、まさにそんな感じ

 

 

びっくりしたのが、茶房に

日本人観光客 年配の女性二人組が出てきて

過去の戦争のお詫びを告げるシーン

 

 

 

そのあと映画なのかリアルなのか

ごちゃごちゃなやりとりになるが

これまた監督の意図なのでしょう

 

 

インタビューを読んで

ちょっとこの映画のことが

わかったような気がします

 

慶州 ヒョンとユニ 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 少 年 と 自転車

 

親がいるのに施設に預けられ

迎えにきてもらえないシリル

 

 

不安な少年の滅茶苦茶な行動に胸が痛む

そうやんな、アンタは怒っていいんやで

いい子にならんでええの、って思いながら観てた

 

 

 

血のつながり=家族と定義することは

もうちがうんやわ、と思う

以前は何が何でも「血のつながり」という風潮だったけど

 

 

こどもを欲しくても授からない人がいる

こどもがいても愛せない人もいる

いろんな事情で親がいないこどもがいる

いろんな事情で親の元に帰れないこどももいる

 

 

シリルは

ぎゅっと抱き締められたかっただけなんや

サマンサの息を「あたたかい」とつぶやく

ずっと不安だった彼の安堵が伝わる

 

 

触れる・触れられるということ

人間には必要なことなんだな、と思った

少年と自転車 公式サイト

 

 

 

 

 

メモリーズ・オブ・サマー

 

 

セリフがとっても少ないのに

母がどんな気持ちか

僕の不安の大きさが痛いように伝わった

 

 

大人になる前のイライラや

気持ちの揺れを見せる近所の少女

少女との時間も僕はほとんど話さない

 

 

話さないけど、言葉が溢れてる

感情が動いてる

 

 

察する力って

やっぱりみんな持ってるんやわ

 

 

シンプルな話なのに重厚なドラマを観た感じ

「僕が子どもでいられた最後の夏」

僕の瞳が雄弁でした

 

 

ポーランドの映画で映像がきれい

物質至上主義の日本とはちがう質素な暮らしぶりや

自然が豊かな環境が美しかった

メモリーズ・オブ・サマー 公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

7月は4本

 

大きな愛、記憶に残る愛を感じたい人には

「君の名前で僕を呼んで」

 

こどもや人との関係性に興味がある人は

「少年と自転車」

 

切ない心理サスペンスなら

「メモリーズ・オブ・サマー」

 

韓国カフェや文化に興味がある人は

「慶州 ヒョンとユナ」

 

が、おすすめです

 

 

 

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