酷暑の8月も終わりました
夏は映画で世界を旅をした感じ
- ショート・ターム12
- 神と共に 第一章
- 神と共に 第二章
- エリカ38
- COLD WAR あの歌、2つの心
- 新聞記者
- あなたの名前を呼べたなら
アメリカ、韓国、日本、ポーランド、インド
どれも良かったなぁ
ショート・ターム12
まずは、「ボヘミアン・ラプソディ」の
フレディ役でブレイクしたラミ・マレックが出てる!
忘れられない、良いシーンがありました
サイトを見てもらうと
ズラリ受賞歴が並んでいる
聞いたこともない映画だったけど観て納得
傷のない人なんていないんだな、と思う
こどもですら、こんなに傷ついている
そこにいるスタッフも
傷ついたから、今ここにいる大人たちが素敵だった
愛する人にすら打ち明けられない傷
我が子ではない子どもを育てた夫婦
病んでいるのは日本だけじゃない
そして捨てたものでもない世界
最低で最高
かっこ悪く、もがいていい
神と共に 第一章&第二章
ワクワクの壮大なファンタジー!
予告編は大層に感じるかもしれへんけど
あれ、嘘はないよ
韓国映画すごい
これまでも何回も感じてきたけど
これはホンマに楽しめる「The エンターテイメント」
カンニム役のハ・ジョンウは
「1987、ある闘いの真実」でも印象的な役者さんだったけど
ここでも奥行きのある複雑な役を見事に演じて
どっしりとした存在感は観ているわたしが安心する(笑)
第二章で出てくる成主(ソンジュ)神役のマ・ドンソクは
「新感染」にも出てて
なんとも味のある憎めないキャラクター
思いっきり現実離れしたい気分の時におすすめ!
文句なしに楽しめます
DVDの雰囲気はこんな感じ(台湾版)
神と共に 第一章&第二章 ブルーレイツインパック(Blu-ray Disc) [ ハ・ジョンウ ]
写真はないけど、買うならこちらがリーズナブルで送料無料
エリカ38
樹木希林さんが亡くなっても
こうして希林さんに会えるとは思っていなかった
樹木希林さんが企画、そして出演もしてる
「お金と女」がテーマかな
生々しいけど、もうひと押しだと感じた
宮沢りえの「紙の月」も同じテーマだった
「この先」を描いて欲しかったなと思う
COLD WAR あの歌、2つの心
そのものズバリのタイトル
冷戦下のボーランドでのラブストーリー
ポスターを観て
これは良さそうだなぁと感じて
ポーランドの田舎に暮らす人たちが
口伝えにしている音楽を
拾って歩く旅から映画が始まるのが
とても素晴らしかった
最初は刹那的な恋愛に見えたふたりが
離れても時が経っても
やっぱりお互いを求めて生きてゆく
理屈じゃない部分に迫力があった
白黒の映画なのに色が見える
セリフがなくても視線で感じる
音楽も素晴らしく
ふたりのどうしようもない感じが
最初から最後まで切ない
新 聞 記 者
6月の終わりに公開され長くヒットしている
松坂桃李くん よくぞ出演してくれました
東京新聞の望月記者の本が原作
家計学園疑惑、伊藤詩織さんレイプ事件
実際の今の日本で起こっていることをベースに
国からの圧力に負けず
真実を伝えようとする新聞記者たち
どこまでが事実かはわからないけど
かなり事実に近く脚本が書かれていると感じた
監督がラジオに出てらしたが
最初は断わられたそうだが
まだ経験の浅い若い人のようだった
獣医学部が
どこにつながっているかを知って衝撃を受けた
この線を知ったら安保法制も沖縄も消費税も
全部つながっていることが見える
内閣情報調査室というところは
あんな仕事をしているのか
「ネトウヨ」の正体見たり
8月は色々考えさせられる事が多い
主人公の女性記者を日本で活躍する女優さんが
誰も引き受けなかったエピソード
それが今の日本を象徴していると感じる
たくさんの人の勇気で撮られた
貴重な日本の現実を知る映画です
あなたの名前を呼べたなら
インド映画
英語のタイトルは「SIR」
無表情なラトナが中盤から笑顔を見せる
親が決める結婚相手
未亡人になっても再婚や婚家を出る自由もない
身分によって入れないお店がある
カーストは有名だけど
まだまだこんな習慣やルールが存在する
それを破ったらどんなことになるか
女性が男性の下に置かれている現実を知る
ふたりの気持ちがゆっくり近づいてゆくのを
じっくりカメラが追う
ラトナの笑顔、お祭りで見せるパッション
どうしても惹きつけられる事、やらずにはいられないラトナ
ラストシーンがとてもいい
1番が選べないので…
エンターティメントを楽しみたいなら
神と共に 第1章と第2章
音楽が好きな人は
COLD WAR あの歌、2つの心
今の世の中なんか息苦しい人は
新 聞 記 者
映画から話は逸れますが・・・
最近の韓国映画は素晴らしくて
注目していますが
先日、京都にある高麗美術館で
(韓国の歴史や文化に特化した小さな美術館)
韓国のお茶会に参加してきました
韓国のお茶の作法も日本とよく似ていました
豊臣秀吉の名前も何度か出てきて
朝鮮出兵や茶の湯
歴史と目の前の事が結びつく瞬間でした
韓国の歴史と文化に触れて
これまで観てきた韓国映画を思い出しました
こうやって何かにつながる瞬間を
映画はたくさん与えてくれています
時間が経っても
「あの映画で観た、あのシーン!」と思い出すこともたくさん