これまでも
おもしろそうなコトに飛び込んできた
例えば、仏像メイク(笑)
例えば、ボイストレーニング(グループ)
例えば、裸足で山を登る
たぶん、まだあるやろけど思い出せへん💧
今回は、映画のエキストラに飛び込んできた
初めて映画撮影現場に
エキストラとして入ってみて
感じた事をシェアします
- 監督は動きまくっている
- 映画スタッフのピュアさ・粘り強さ
- 集まった人の多彩さ
1.監督は動きまくっている
映画監督ってカメラの後ろにいるイメージ
そういう場面をドラマや映画で見る
けど、ひょいひょい歩き回っていて
スタッフみたいだけど
何の役目の人だろう?と思ったら
「監督の野村です」と誰よりも低姿勢(笑)
見た感じは全然監督さんっぽくないけど
本番の「よーいスタート!」は力強かった
狭いライブハウスでカメラのレールが敷かれ
カメラに映り込まないように
カメラの動きの邪魔にならないように
妙に器用に監督が動く姿を見た
さすがプロ
ケンカのシーンがあって
その動きの説明、段取り、リハが何度かあり
監督さんはエキストラに混じって
怪我や混乱がないように動いていらした
本番後、各スタッフに声をかけ
「OKでいいと思うがどうか?」と聞き
回していた3台のカメラ全部の映像を
スタッフとキャストで確認していた
最終決断やGoサインは監督なんだろうけど
スタッフの意見を重視している
そしてスタッフを信頼してはる監督の姿勢を感じた
これがチームなんだろうな
2.映画スタッフのピュアさ・粘り強さ
私たちエキストラが入るまでにも
何度も動きの練習やリハをして
カメラや照明などの位置決めをしていた様子
一定作れたところで
待っていたエキストラを入れて
再度、人数が増えた上での動きの説明
リハーサル
カメラの動きやレンズなどの撮影の修正
わたしの集合時間は17時
そして待つ事1時間以上(ずっとリハしてたみたい)
何時頃から始めていたんだろうな、と思った
撮影って待ち時間が多いことは知っていたけど
どれだけ待つのかもわからず
気持ちを作ってすぐアクションできるように
しておく俳優は大変
全体を見ながら
いろんな人を気使い
自分の役割を果たしつつモチベーション維持する
スタッフも大変
こういう仕事って
自分のペースコントロールができない
疲れていても
OKが出るまで終わらない
淡々と押さえるべきところは押さえて
確実にいいものが撮れるまで
疲れもだらけも苛立ちも見せない彼ら
ライブシーンの本番は
リハーサルよりも俳優の動きが良くて
迫力ある場面になった
これでOKかを待つ間、わたしたちは休憩
待って待って待って…
もどかしいほど進まない
何もしていないけど疲れて、だらけていた
結局、OKが出て
音声さんから個別の音録り依頼あり
悲鳴だけ、とか
ライブでの盛り上がり、とか
声だけを3つ撮って21時過ぎ終了解散、だった
あの後、スタッフさんは機材の撤収
場所の片付け・掃除だったんだろうなー・・・
肉体的精神的にハードなことは多いだろうし
予定通り計画通りには
進まなくて当たり前だろう
そうやって作品を創ってゆく
そこに思いが宿ってゆくんだろうな
ちなみに、スタッフの演出部の若手2人と
助監督がエキストラへの対応、声かけ
動きの説明などしてくれたんだけど
みんな丁寧で親切
そして音声、撮影、照明、監督
映画づくりに関わる人たち
みんなピュアな雰囲気でキビキビ動いて
目がきれいだった
そう、目のちがい、発する雰囲気のちがい
がとてもはっきりしていた
ラッパーのファンや友達でエキストラをしてる人達
ライブハウス関係者
それぞれが全然違う雰囲気と目だった
3.集まった人の多彩さ
ラップやヒップホップが好きそうな人
ラッパーのかっつんのファン・友達
スタッフのつながり
学生っぽいグループ
わたしのような一般ピープル一匹狼
年配の男性も3、4人いらした
待ち時間にカップルで来ていた女性に話しかけられ
彼女はタレント?女優?を目指して
そういう学校へ行き
色々オーディションも受けているらしい
昨日、たまたまこのエキストラを
教えてもらって今日来た、と
チャンスが来たら迷わず動く
そこが彼女とわたしは同じで、色々話したけど
「やりたいけど無理」とか
「こうだからできない」みたいな言い訳が
一切ない人で話していて気持ちが良かった
彼女たちカップルは
ちょうどカメラの近くに立っていて
彼らの後ろに出演者がいて
わたしが立っているところから
そのカメラの画面がのぞけた
もしかして映画に映るんじゃない?
ってわたしがコーフンしてしまった(笑)
こういうエキストラ体験初めてだけど
フツーの人ばっかりだった
役者志望っぽい人は見た感じいなかったな
こういう切り口で集まる人って
どんな人たちだろう?
若い音楽好きのおしゃれな人たちかな?
とか、会場に行った時に想像したけど
街を歩いてるのと変わりないな、という印象
年齢も様々、男女もどちらかに偏らず
どんなツテで来たわからないけど
きっとみんな好奇心が強いのだろうな、と思った
そして場所や雰囲気もあったのだろうけど
(ライブハウスっていう)
皆さんリラックスしてはった
変に目立とうとか、やってやるぜ
みたいな人はいなかったし
むしろライブに遊びに来ました、みたいな
人が目立ったかなぁ
服装の指定も「カジュアルで」という
ゆるいものだった
ライブシーンで観客役のエキストラだから
緊張もせず音楽にノっていれば良かった
わたしは映画が好きでよく観てるけど
ナマの撮影現場は初めてだった
またちがう角度で映画を感じられた
これを書くにあたって
監督さんのFacebookから
共通の友達に意外な人がいて
新しい点が生まれた
この点がどの点と結びつくのか
わからないから楽しみ
そして
この映画が完成して発表されるのが楽しみ
日常普通にできない体験があるなら
あれこれ考えず飛び込んでみたい
今回、何の躊躇もなく
知ってすぐ申し込んでいた
そしてそれは大正解だった
わたしには無理なんじゃないか、とか
若い頃なら思っただろうな
本当は興味があって、やってみたいのに
グズグズしただろう
今は、好奇心に勝てない
ちょっとでも心が動いたら「やる」方に行く
やろうとして邪魔が入る時
スーッとスムーズに行かない
何度も邪魔が入る時はやめる
そんな直感で進んで行きたい
待ち時間にDJが流してくれた音楽