3年半 お世話になった
合気道の先生が一旦道場を閉める日が来た
新たな道を歩まれ、先行き予想できず
合気道を始めて5年目かぁ・・・
前の先生に1年習って今の先生に出会った
少人数で手取り足取り教わった
稽古後ぎっくり腰になったり
山登りで膝を痛め、座り稽古ができなかったり
いろんな日があって
人数は少ないながらも
それでもいろんな人と出会った
また先生の元で
稽古できる日が来るかはわからない
こんな時にやっぱり「イマココ」を実感
始まりは終わり 終わりは始まり
と聞いた事がある
先生に年内で道場を閉めると聞いた時に
寂しいし残念だけど
また何かが始まるんやろなぁと感じた
また新しいものや場所や人に出会ってゆく
今はまだ何も決まっていないけど
始まるために終わったのかもしれない
始まったのは終わるためではなく
何かに出会うため
こうして区切りをつけながら未来へと進む
ちょうど年末
年末は毎年のこと
そしてわかっている事
予想もしない終わりが来て
望まないのに一旦お別れ
また会えるかはわからない
こんなふうに考えていると
つくづく良い先生に出会えて
いそいそ通うくらい楽しい稽古だった事は
奇跡としか思えない
先生はわたしよりうんと若く
これから始まるたくさんの事の中にいはる
そやのに
ひとりひとりがこれから
どこで合気道を続けるかを気にかけてはって
決まったら教えて欲しい
近況報告してな、と
終わっても続くものがあった
受けたり投げたり
相手に触れる合気道を稽古していて
実際に相手の体に「触れる」体験はスペシャルだと思う
友達や知人など
日常的には「触れない」関係の方が多い
心の距離が近づくと握手をしたりハグをするけど
触れ合うから特別になるのかもしれない
わたしは先生との関係でそう感じた
異性で
先生はわたしの師匠だけど年下
一緒に稽古していて
言葉で確認したわけでもないけど
「この先生だから全部委ねられる」
「先生にはわたしの全力で向かっても大丈夫」
みたいな
絶対の安心感がいつの間にかできていた
だから最後は
子どもみたいに何の躊躇もなく
先生の手を握りハグし合った
終わるけど始まるんやわ、って思って