10月は待ちに待った
「朝が来る」(河瀬直美監督)の公開
(残念ながらまだ行けてへん💧)
「スパイの妻」が
ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞受賞
主演の高橋一生さんと蒼井優さんは
「ロマンス・ドール」での夫婦役も記憶に新しい
後、京都のUPLINKが
雨で設備の浸水被害があり
1週間ほどだったかお休みに
そんなひどい雨でもなかったんですが
10月に観た映画は以下
- 鉄道員(ぽっぽや)
- THE MAKING OF MOTOWN
- フェアウェル
- シカゴ7裁判
- 一度も撃ってません
鉄道員(ぽっぽや)
当時大騒ぎやった記憶があった
近年、原作を読んで
浅田次郎さんのファンでもあって
高倉健さんが出はるのやから
シュッとした泣ける映画?と想像
でも、原作を読んで
北海道の方言全開
ローカルな匂いプンプン
これをどう映画にしているか?
そこに興味があった
なるほど
大竹しのぶ、小林稔侍、吉岡秀隆…
え?志村けん?きたろう?坂東英二?…
1999年製作、昭和の匂いいっぱい
国鉄分割民営化でバラバラにされてJRに
リアルなエピソードもチラホラ
今や、北海道のJRなど
廃線に次ぐ廃線で
バスしか足がない事は数年前の道東への旅で実感
高倉健さんはもういない
2020年に組まれた「高倉健特集」
たくさんのファンがいて
それもうなづける映画
大きく時代が動こうとしている時
日本映画も変わりつつある
でもこんな日本の原風景みたいな映画
やっぱり貴重やと思う
THE MAKING OF MOTOWN
テンプテーションズ
シュープリームス
ジャクソン5
マーヴィン・ゲイ
スティービー・ワンダー
今でも世界中を引きつけてやまない
ブラック・ミュージック
洋楽に弱いわたしも知っている曲がいっぱい
アフリカ系アメリカ人の手で作られ
そこには人種や男女など関係なく
とにかく熱くてクリエイティブで
だからあの音楽かぁ・・・と納得させられた
11歳のスティービー・ワンダーや
小さくてハイトーンボイスのマイケル・ジャクソン
歌はよく聞いたのに姿を見た事がなかった
マーヴィン・ゲイ
華やかなショービジネスの世界、ではなくて
デトロイトの普通のお家が会社で
録音も会議も制作もそこで行われたのに驚いた
映画「グリーン・ブック」で
黒人アーチストが舞台から引き摺り下ろされた
エピソードが語られたけど
モータウンレコードも
黒人差別の歴史の只中の話で
アメリカの歴史と無関係ではなかった
その点がしっかり描かれていて
初めて全米ツアーにオンボロバスで
モータウンアーチストが南部へ行った時の苦労や恐怖が
ありありと語られていた
実に楽しく
より音楽を理解し
聴き方が変わるドキュメンタリー
町山さんのラジオを聞くと
日本の音楽が
どれだけモータウンの影響を受けているか
よくわかる
フェアウェル
farewellの意味を調べた
ごきげんよう!、さらば!やって
A24という制作会社の映画らしく
それにしては中国映画って珍しくない?
と興味を引かれた
*最近のA24の映画
わたしが観たものだと
「WAVES」「ムーンライト」「荒野にて」など
所謂、中国人の常識
日本に住む兄家族、アメリカの住む弟家族
と、それぞれでヘぇと思う事が多かった
今、経済発展が凄まじい中国の様子
人々の思いや暮らしは
これまで観てきた中国映画と全然ちがった
がんの告知が大きく関わってくるんやけど
知らなくても良いことってあるなぁ
とこの映画では、思った
(基本はケース・バイ・ケースだと今のところ考えている)
おばあちゃんに夫亡き後
共に暮らす男性がいて
それが家族に受け入れられていて
日本とちがうなーとしみじみ
家族をテーマにコメディタッチで
主人公役の女優さんはコメディ部門で
ゴールデングローブの主演女優賞を取っている
表情も豊かで力のある女優さんだと思ったけど
残念なのは姿勢がわるくて
どうして誰も注意しないのか不思議
日本人女優さんが出ていた!
公式サイトのキャストのところをぜひ見てほしい
中国を拠点に活躍してる、すごい
特に良かったわけでもなく
わるいわけでもなかった
(要は観なくても良かったかな)
シカゴ7裁判
アメリカって
こういう作品をつくって
世界に堂々と出すところがすごい
しかも見せ方が上手いなぁ
最初は何がなんやら・・・で
あっという間に裁判になっていて
何が起こったのか時間を戻して見せる
法廷ですら
ひどい暴力と公正さがないとなると
絶望的で圧倒的な不利
救いはないのか?からの大逆転劇
今の#Black Lives Matterが起こる背景と
1960年代もそう違わないのが恐ろしい
NETFLIX作品
一度も撃ってません
豪華ハードボイルドコメディ
阪本順治監督だからの顔ぶれ?
公式サイトを見てもらったらわかるけど
大ベテラン俳優さんたちがカッコええねん
桃井かおりさまの「サマータイム」はしびれたなぁ
あんなにカッコ良かった佐藤浩一さんが
なんだか寂しく年老いてるし(役ではあるんだろうけど)
ギラギラしたセクシーな役が何度か続いた
妻夫木くんが顔の輪郭まで変わって
「いい人」になってるし!
驚いたのは井上真央さん
彼女は「焼肉ドラゴン」「カツベン!」でも
突き破りまくってるけど
今回も誰かわからんかったくらいでした
五木役は三浦春馬くん?と思ったが
雰囲気似てるけどちがう(頑張ってる、彼)
コメディだからわざとらしい演出なのかな
それぞれの俳優さんがそのシーンそのシーンで
勝負かけてる感じがたまらん
いやー、しかし
コメディだろうがシリアスだろうが
自分のキャラ貫いてる桃井かおりさまが輝いてる!
早くもDVD&ブルーレイが決まっている
今月はなんと言っても
THE MAKING OF MOTOWN
シカゴ7裁判
この2本を熱く押します
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