春に予定されていたKYOTOGRAFHIEが
秋まで延期になり
9月の半ば頃からようやく開催された
KYOTOGRAFHIEの楽しみは
素敵な会場なのだが
今年新しいところは「京都府庁 旧本館」
明治37年竣工の見るからに素敵な建物で
(重要文化財)
KYOTOGRAFHIEの写真が見られるとは!
この機会を逃せるわけもなく
いそいそと京都府庁へ
残念ながらiPhoneしか持っておらず…
旧議場の迫力
これだけの人数で京都府を動かしてたんやナ
昭和の香り漂う
正面の議長席や理事者席の椅子カバー
議員席のシートも
子どもの頃に走ってた市電の椅子みたい
この雰囲気、知ってる
そうそう京都文化博物館の別館
旧日本銀行京都支店(明治39年6月竣工)
こちらも重要文化財
天井やシャンデリアは同じちゃうかな
なんとも重厚感があって議場感ええわぁ
写真はセネガル出身のオマー・ヴィクター・ディオブ氏
本人がアフリカ出身の偉人に扮している
(サッカー選手が多かった?)
なんというのか京都府民として
この会場はとても誇らしかった
初めて入った議場(有料で開放されているらしい)
見学は事前に連絡すれば無料でできるようです
発言席?から右コーナーを見る
座ってみたいがNG
2箇所で写真展が行われ
建物の中を歩いていたら
まだ現役で使われていて執務中だったりした
トイレの老朽化はひどく
文化財って勝手に直したりできひんのよね
職員の人たちも苦労してはるやろなぁ
こういうギャラリー席ってなんて言うんやっけ
オペラ座とか外国の劇場にあるやつ
あそこからも見てみたかったなぁ
もうひとつは正庁で
パリ・オペラ座の舞台裏やダンサーたちの写真
写真は良かったけど
せっかくの会場は生きてへんかった
写真の数が多くて
会場の良さが十分出ていなかった
議場の方が
会場の素晴らしさと写真の組み合わせが良く
引き立て合っていた
わたしは絵とか建築とか詳しくないし
感動する、とかあんまりないけど
今回のKYOTOGRAFHIEでは
旧京都府庁は観たいなぁと思った
実際に行って
そこに立ってみないとわからん
「場」の力ってあると思う
議場では好きな場所から眺めたり
見る高さや角度を変えたり
何周も回ったり
気が済むまで写真を撮った
さっと見て帰る事ができなかった、と言うか
そしたら
ものすご満たされた感覚があって
これは美味しいものを食べた時とか
しみじみした映画を観た時とかとは
またちがう「満たされた感覚」
これが、わたしにとって「しあわせ」やと思う