またもや緊急事態宣言
わたしらへの「お願い」ばかりで
医療に携わる人々は身を削ってやってくれてるのに
大阪は東京の感染者数を超え
感染者を出してない施設が制限を受け
そのくせオリンピックは絶対と言う
わたしらの国はおかしい
(聖火リレーですでに感染者続出)
感染者を出してない施設やお商売をワルモノにして
感染者を出してるモノをGoとする
そして民の生業を奪い何の保証もしない
・・・1年経って進歩あるの???
わたしのこころのご馳走「映画」
アートハウス(ミニシアター)が無くなったら困る!
自分にできる感染対策をして映画を観ています
- 天国にちがいない
- 砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録
- 大コメ騒動
- GOD’S OWN COUNTRY
- アンモナイトの目覚め
- 罪の声
- あの頃。
- Nomadland
- ブータン 山の教室
天国にちがいない
パレスチナの事お勉強しなさい、っていう意味かなー
予告編を見たら観たくなった
京都のミニシアターが次々かけたのも
これは「推し」かと
小さな日常にあるエピソードが出てくる
あれは全部何かを示唆してるんやろな
それがわからんのが悔しい
公式サイトを読んで
あ、そうなんかとわかる事がいっぱい
そういう映画なのでかなり抽象的
エリア・スレイマン監督は知らなかったけど
(現代のチャップリンと言われている)
パレスチナを映画にするって相当なセンスが必要よね
パレスチナからパリへ動いたのはわかった
NYへ動いたんはわからんかったなー
誰もいない街を戦車が走るシーンや
街ゆく人が全員銃を携帯してるシーンは
いやーーーな感じがした
(けど、現実そういう街があるんや)
砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録
この砂連尾理(「じゃれおおさむ」と読みます)さんは
わたしと合気道を出会わせてくれた人
彼のWSに何度か参加した縁で
このドキュメンタリーを観たいと思った
ダンサーとは聞いていたが
イメージするようなダンスではなく
むしろ”身体表現”で
ひとつひとつの動きや
ブルーシート、オープニングのバックで
組まれてゆく舞台の上の舞台
照明やその影、音や声、人数、発声の仕方
手を叩く音、倒れる音やインパクト
全てに意味があるのだろうな
一体何が始まるのだろうかと観ていたが
そうかそうか「感じる」のや
抽象化された世界観
小森はるか氏は先月だったか
アートハウス入門で「阿賀に生きる」のトークに
出てはった映像作家
とても若く、社会に目を向けたドキュメンタリーを
撮っている人
彼女と砂連尾さんとの縁
わたしと彼女、わたしと砂連尾さんの縁
大コメ騒動
富山のおかかたちの米騒動
毎日倉から米1俵ずつ担いで船に載せる
きつい仕事をする富山の海辺の町のおかかたち
井上真央さんが太陽と潮に焼けて
一生懸命働いても満足に食べられず痩せ
次第に強くなる女性を熱演
「焼肉ドラゴン」「カツベン!」でも
体当たりやったけど
今回はさらに上を行ったなー
時代の背景や当時の人は
男性なら1日1升、女性なら8合は食べていた
とか男性だけに権利が存在したような事まで
わかるようになっている(決して説明的でもない)
もうひと捻り欲しかった、という声も聞いたが
コメディがお得意の本木監督が捻らなかったのは
題材が題材だけに
「敢えて茶化さない」「ウケを狙わない」
やったんちゃうかなー
主題歌を米米クラブに任せたり
女たちの強さを見せるところで
十分コメディ要素があったのでは?
…と、わたしは肩を持つ立場(笑)
GOD’S OWN COUNTRY
「神の恵みの地」っていう意味なんやって
イギリス・ヨークシャーの寒さと雄大な眺め
殴り合いのような最初のセックス
理屈は必要ないにしろ
なんでゲオルゲはジョニーに惹かれた?
斜に構えて人種差別をして
ええとこちっともあらへんやん
誰とも打ち解けようとしいひんジョニーの闇
対比的なゲオルゲの人間性豊かな言動
恋愛ってわからんもんやなー
ゲオルゲとの出会いで
父との確執もはっきりしてくる
お父さんも1人で頑張ってきたんやな
ジョニーの表情が緩み
あんなに無口やったのに話し始める
人間って変わるものやな
最後は決裂かと思えば
ちゃんと言うの、自分の気持ち
なんて人間ってええイキモノなんやろ
言葉を持ってるねんで
フランシス・リー監督デビュー作
次作「アンモナイトの目覚め」上映前の企画上映
アンモナイトの目覚め
恋の始まりは勢いもあって
会いたくて喜ぶ顔が見たくて、やけど
ラストは現実に立った2人がどう選択するか?で終わった
「あなたは何もわかってない」と彼女に言うけど
アンタかて、彼女のことわかってへんと思うナ
メアリーは怖いのだろう
シャーロットは若く奔放だし
だからこれから2人は喧嘩しながら
本当の関係を築いてゆくのだと思った
目覚めたアンモナイトは十分眠ったし
ひとりで自由に動けるのだから
きっと人生を変えられる
傷ついて孤独で
でも、どうしようもなく惹かれて…
その相手にどんどん広い世界へ連れ出される
理屈ではない部分がとても鮮やかに そして言葉少なに
愛を読む人」以来のケイト・ウィンスレット
中年女性の体をこの映画のために作ったのだろうかー
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」のシアーシャ・ローナンは
「つぐない」のあの少女やったのか!
実在した考古学者メアリー・アニング
監督の想像で描かれたメアリーの物語
ケイトは「タイタニック」よりこっちの方が印象的
「愛を読むひと」
シアーシャのジョーはぴったりはまり役
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語」
幼い日のシアーシャ すごく重要な役どころ
「つぐない」
罪の声
グリコ・森永事件を題材に
京都シネマさんが取り上げてくれへんかったら
見逃していた映画
小栗旬、ええ男になったナー
いい感じで年を重ね経験を積んでる
星野源の俳優としての顔は初めて見た
多分、原作がすごいのやろな
どのシーンも力が入ってた
チャチャを入れるとしたら
ラスト近くの俊也が娘を川辺で抱きしめるシーンは
嘘くさかった
テーラー曽根が川縁で京都という設定やったけど
あれは白川かなー、木屋町はちゃうな
ヤサカタクシーが登場してたし他県ではないやろな
学生運動のシーンも手を抜いてへんし
阿久津と俊也が出会うタイミングもうまい
ちゃんと阿久津にも過去があり実のある人として
物語を引っ張るし
大した監督やなー誰?
と思って最後まで観たら「土井裕泰」氏と
「花束みたいな恋をして」の人ちゃう?
かなりお金をかけてる感がある映画
原作も読みたくなった

読み応え抜群!
阿久津が主人公で描かれていたり
ふたりが出会うのもだいぶ後半やったりと
映画との違いを楽しめました(本でも映画でもどちらが先でもいいと思いまーす)
あの頃。
いやぁ、笑った
若い女子が多い客席(なぜ?)
しかも別嬪さんが多かったーいや、ホンマ
アイドルオタクの映画です(笑)
今泉力哉監督、松坂桃李くん、仲野大賀くんと聞けば
わたしは観たい!
一番共感したのは
アイドルオタクにドン引きした彼女(笑)
そして、どこまでも
「今、俺、楽しい」ここに正直な男たち
これ大阪が舞台なんがキモ
周りの反応無視して進む(笑)
どこまでもマイ・ワールド全開の男たち
彼らのイベントのやりたい放題が気持ちいい!
松坂くんのイケてない男子役
彼、ヘンなプライドなく自然に演じてて
さすがやなぁと思った
太賀くんのキレッキレ、ちょー嫌な奴っぷりも
あのグループの中でネタになってて
それがみんなの愛であり信頼感やね
わたしはロビ役の山中崇さんの傍若無人ぶり(笑)
ぶっちぎり感が気持ち良いくらいやった
エンドロールで「れいこいるか」のいまおかしんじさん?
が出演していたと知って
「え、どこ?」…わからんかったのが悔しい
(検索してみたら20年後の劔役か!)
人の反応などぶっちぎれ!
好きは好きでいい
Nomadland
ファーンのさみしさ、孤独と同時に
人生の何度目かのステージに飛び込んだ
ファーンなりのドキドキとワクワクを感じた
ひとつの生き方の提示、とも確かに取ることはできる
でも、その前に大事なのは
ファーンの場合、夫の死や
大企業の撤退で住んでいた街の消失があった事
選ばざるを得なかった
いくつも選択肢はなかった、という事
友達や姉、知り合った人と一緒に暮らす
何を選ぼうとも今のさみしさからは逃れられない
むしろ人の中にいるからこそ際立つ孤独ってあると思う
「働いていたいの」と言ったファーンの気持ち
わかるなぁ
アメリカの荒野
「あの景色を自分の目で見たい」と思うが
それは旅気分、そこを行き来する生活
ある程度年齢を重ねて…わたしがファーンなら
ノマドに飛び込むやろかー?
ブータン 山の教室
何をしあわせとするか
何が豊かなのか?
国民幸福度が高いブータンから大きな問い
日本の着物に似た服を着て
歌で想いを伝えたり万物に歌を捧げたり
先生が来るとなると村中で出迎えるような
素朴で美しい文化
好きなシーンは英語の授業で
「C」を教える時に「car」と単語を出すが
子ども全員が自動車を見たことがないと知った彼が
「cow」に変えたシーンと
最後に彼がセデュに教わった歌を
あのシュチュエーションで歌い始めたシーン
あの歌の方がみんなに聴いてもらえるやろな
雄大な自然が本当にきれいで
それよりきれいやったのが
授業を受ける子どもたちの目
みんなで歯磨きを教わるシーンも微笑ましかった
モノや便利さが「豊かさ」や「しあわせ」ちゃうよ
ボール1個に大喜びできるあの子たちの方が
あんな素晴らしい歌を歌い放つセデュの方が
「豊かさ」や「しあわせ」のそばにいる
彼もルルナへ行き海を渡って
それを学び自分の国の誇りを知ったんやろなー
公開初日に観に行って
ブータンの完全オーガニックの蜂蜜をもらった♡

邦画、めっちゃ頑張っています!
「罪の声」
「大コメ騒動」
「あの頃。」
アジアを知ろう!
旅ができない今こそ ブータンを知る1本
「ブータン 山の教室」
そして、今月は
「愛」って誰か個別に向けるモノとして
捉えていた自分の狭さを感じさせる映画を
いくつも観せてもらったナー